急性毒性
経口
ラットのLD50値は>24134 mg/kg(RTECS (2009):元文獻 National Technical Information Service. OTS0572801)である。GHS分類:區(qū)分外 急性毒性(経口) 區(qū)分外
経皮
データ不足。なお、ラットのLD50値は >16 mL/kg mg/kg(15.35 g/kg)(RTECS (2009))と報告されるが、詳細不明である。GHS分類:分類できない 急性毒性(経皮) 分類できない
吸入:ガス
GHSの定義における液體である。GHS分類:分類対象外 急性毒性(吸入:ガス) 分類対象外
吸入:蒸気
ラットのLC50値は>178 ppm/4h(RTECS (2009):元文獻 National Technical Information Service. OTS0572802)と報告されているが、區(qū)分を特定できない。なお、試験濃度(2.7 mg/L)が飽和蒸気圧濃度(4 mg/L)の90%より低いので、ミストがほとんど混在しない蒸気として、気體の基準値を適用した。GHS分類:分類できない 急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない
吸入:粉じん及びミスト
データなし。GHS分類:分類できない 急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない
皮膚腐食性及び刺激性
データ不足。なお、ウサギの皮膚に500 mgを24時間適用して刺激性は軽度(mild)と報告されている(RTECS (2009))。GHS分類:分類できない 皮膚腐食性/刺激性 分類できない
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性
ウサギの眼に適用24時間後に観察した傷害の程度が、10段階評価(傷害程度の最小1、最大10)において1であった(HSDB (2006))との報告がある。GHS分類:區(qū)分外 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 區(qū)分外
呼吸器感作性
データなし。GHS分類:分類できない 急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない
皮膚感作性
データなし。GHS分類:分類できない 急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない
生殖細胞変異原性
データなし。GHS分類:分類できない 急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない
発がん性
データなし。GHS分類:分類できない 急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない
生殖毒性
ラットを用い交配70日前からばく露し、雄は交配期間を通じ、雌は交配および妊娠期間に加え授乳5日目にばく露を再開した試験において、F0およびF1世代とも交配、受胎、妊娠、分娩に関わる生殖指標に悪影響を受けず、仔の出生、発育、神経學的行動においてもばく露に関連する変化は認められなかった(HSDB (2006))。しかし、妊娠末期の胎仔検査の報告はなく、催奇形性を含む仔の発生に及ぼする影響についてデータ不十分である。GHS分類:分類できない 生殖毒性 分類できない
特定標的臓器毒性(単回ばく露)
データなし。GHS分類:分類できない 急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない
特定標的臓器毒性(反復ばく露)
ラットを用い10~160 ppmを4週間、または26~224 ppmを3ヵ月間吸入(蒸気)ばく露した試験において、マクロファージの蓄積および間質炎が見られ、病理組織學的な証拠により吸入ばく露後の主な標的器官は肺である(HSDB (2006))とも記載されている。4週間吸入ばく露での肺に対する影響濃度がガイダンス値範囲の區(qū)分2に相當。なお、同用量で肝重量の増加や血清生化學検査値の変化(γ-GTの上昇)も観察されたが、肝臓に病理組織學的変化による裏付けがないことから分類の根拠としなかった。GHS分類:區(qū)分2(肺) 特定標的臓器毒性(反復暴露) 區(qū)分2(肺)
吸引性呼吸器有害性
データなし。GHS分類:分類できない 急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない