急性毒性
経口
【分類根拠】
(1)~(3) より、區(qū)分4とした。
なお、新たな情報源の追加により、舊分類から區(qū)分を変更した。
【根拠データ】
(1) ラットのLD50:> 2,000 mg/kg (厚労省既存化學物質(zhì)毒性データベース (Access on August 2019))
(2) ラットのLD50:2,500~2,890 mg/kg (ACGIH (7th, 2001)、PATTY (6th, 2012)、HSDB (Access on June 2019))
(3) ラットのLD50:1,600 mg/kg (PATTY (6th, 2012)、HSDB (Access on June 2019))
経皮
【分類根拠】
(1) より、區(qū)分に該當しない。
なお、新たな情報源の追加により、舊分類から區(qū)分を変更した。
【根拠データ】
(1) ウサギのLD50:2,600 mg/kg (ACGIH (7th, 2001)、HSDB (Access on June 2019))
吸入: ガス
【分類根拠】
GHSの定義における液體であり、ガイダンスの分類対象外に相當し、區(qū)分に該當しない。
吸入: 蒸気
【分類根拠】
(1) より、區(qū)分が特定できないため、分類できないとした。
なお、LC50値が飽和蒸気圧濃度 (約 31,581.4ppm) の90%より低いため、ミストがほとんど混在しないものとしてppmを単位とする基準値を適用した。
【根拠データ】
(1) ラットのLC50 (4時間):> 10,000 ppm (ACGIH (7th, 2001)、HSDB (Access on June 2019))
吸入: 粉じん及びミスト
【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
皮膚腐食性及び皮膚刺激性
【分類根拠】
(1) より、區(qū)分2とした。
【根拠データ】
(1) 本物質(zhì)はウサギの皮膚に中等度から重度の持続性の刺激性を示す (ACGIH (7th, 2001)、PATTY (6th, 2012)、HSDB (Access on June 2019))。
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性
【分類根拠】
(1) より、區(qū)分2とした。なお、舊分類は區(qū)分2Aとしていたが、詳細なスコアデータや回復期間が確認できないため細區(qū)分は行わなかった。
【根拠データ】
(1) 本物質(zhì) (原液) のウサギの眼への投與は重度の眼刺激と浮腫を引き起こすが數(shù)日で回復する (ACGIH (7th, 2001)、PATTY (6th, 2012)、HSDB (Access on June 2019))。
呼吸器感作性
【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
皮膚感作性
【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
【參考データ等】
(1) 本物質(zhì)はモルモットを用いた試験で感作性を示さなかった (PATTY (6th, 2012))。
生殖細胞変異原性
【分類根拠】
(1)、(2) より、in vivo、in vitro試験を含む標準的組合せ試験でいずれも陰性であったことから、ガイダンスにおける分類できないに相當し、區(qū)分に該當しない。
【根拠データ】
(1) in vivoでは、マウス骨髄の小核試験で陰性の報告がある (厚労省既存化學物質(zhì)毒性データベース (Access on June 2019))。
(2) in vitroでは、細菌の復帰突然変異試験、マウスリンフォーマ試験及び哺乳類培養(yǎng)細胞の染色體異常試験で陰性の報告がある (厚労省既存化學物質(zhì)毒性データベース (Access on June 2019)、ACGIH (7th, 2001)、PATTY (6th, 2012))。
発がん性
【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
生殖毒性
【分類根拠】
(1) 、(2) より、簡易生殖毒性試験においては生殖、発生影響はみられていないが、発生毒性試験において母動物毒性がみられない用量で胎児吸収の増加や外表異常、骨格及び內(nèi)臓の欠損がみられていることから區(qū)分1Bとした。なお、分類根拠データを見直し區(qū)分を変更した。
【根拠データ】
(1) ラットを用いた強制経口投與による簡易生殖毒性試験 (OECD TG 421) において、親動物毒性として前胃の粘膜肥厚、流涎がみられたが、生殖影響はみられず、出生児に対する影響としては、死亡児1例に無顎、耳介の低位、小眼、水腎 がみられたが、自然発生奇形と判斷され、出生児に影響はないと判斷されている (厚労省既存化學物質(zhì)毒性データベース (Access on June 2019))。
(2) 雌ラットの妊娠6~15日に強制経口投與した発生毒性試験において、母動物毒性のみられない用量で外表異常、骨格及び內(nèi)臓の欠損がみられ、また、胎児吸収の増加がみられている (PATTY (6th, 2012)、Mehlman MA et al? Toxicol Appl Pharmacol 72 (1): 11923)。