急性毒性
経口
ラットのLD50値[4814 mg/kg、5490 mg/kg、>2645 mg/kg(以上SIDS (2006))、4825 mg/kg(環(huán)境省リスク評価第3巻 (2004))]。GHS分類:區(qū)分外(國連GHS分類基準:區(qū)分5または區(qū)分外)。
経皮
ラットのLD50値は >7000 mg/kg [OECD TG 402](SIDS (2006))。GHS分類:區(qū)分外。
吸入:ガス
GHSの定義における液體である。GHS分類:分類対象外 GHSの定義における液體である。
吸入:蒸気
データなし。GHS分類:分類できない データなし。
吸入:粉じん及びミスト
ラットのLC50値(ミスト)は0.04 mg/L/4hおよび0.031 mg/L/4h [OECD TG 403; GLP](SIDS (2006))。GHS分類:區(qū)分1。
皮膚腐食性及び刺激性
ウサギの皮膚に試験物質原液0.5 mLを4時間の閉塞(または半閉塞)適用した3件の試験(いずれもOECD TG 404)において、皮膚一次刺激指數(PDII)はそれぞれ6.87、4.5および3.71であり、いずれも腐食性あり(corrosive)との評価(SIDS (2006))。GHS分類:區(qū)分1。なお、EU分類はR36/37/38(EC-JRC (ESIS) (Access on Sept. 2011))。
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性
ウサギの眼に試験物質原液0.1 mLを適用した試験(OECD TG 405)で、腐食性あり(corrosive)との結果(SIDS (2006))であったが、刺激指數(AOIに相當)は36.4(/110)であることから、刺激指數に基づき區(qū)分2Aとした。なお、別のウサギの試験(OECD TG 405)で、刺激指數(AOIに相當)9.96(/110)で刺激性なし。(not irritating)との報告もあるが、この試験では1時間および24時間後に眼に滲出液が観察され、適用10日後に眼周囲の脫毛と眼瞼の肥厚に関連する痂皮形成が全例に認められたが、これら所見はスコアに反映されていないと述べられている(SIDS (2006))。その結果を踏まえ、SIDS(2006)では本物質の総合評価として眼に対して強い刺激性ありと結論付けている(SIDS (2006))。GHS分類:區(qū)分2A ウサギの眼に試験物質原液0.1 mLを適用した試験(OECD TG 405)で、腐食性あり(corrosive)との結果(SIDS (2006))であったが、刺激指數(AOIに相當)は36.4(/110)であることから、刺激指數に基づき區(qū)分2Aとした。なお、別のウサギの試験(OECD TG 405)で、刺激指數(AOIに相當)9.96(/110)で刺激性なし(not irritating)との報告もあるが、この試験では1時間および24時間後に眼に滲出液が観察され、適用10日後に眼周囲の脫毛と眼瞼の肥厚に関
呼吸器感作性
ヒトで職業(yè)ばく露により重度の喘息を発癥し、気管支吸入試験で本物質に対して反応を示し、呼吸器過敏癥となった癥例が報告されている(環(huán)境省リスク評価第3巻 (2004)、SIDS (2006))。また、本物質は呼吸器感作性物質として、日本職業(yè)?環(huán)境アレルギー學會(ALGY學會(感)物質リスト)、ドイツ學術振興會(DFG)(MAK/BAT (2010))、米國産業(yè)衛(wèi)生専門家會議(ACGIH (2001))でそれぞれリストアップされ、さらにEUではR42/43(EC-JRC (ESIS) (Access on Sept. 2011))に分類されている。GHS分類:區(qū)分1。 ヒトで職業(yè)ばく露により重度の喘息を発癥し、気管支吸入試験で本物質に対して反応を示し、呼吸器過敏癥となった癥例が報告されている(環(huán)境省リスク評価第3巻 (2004)、SIDS (2006))。また、本物質は呼吸器感作性物質として、日本職業(yè)?環(huán)境アレルギー學會(ALGY學會(感)物質リスト)、ドイツ學術振興會(DFG)(MAK/BAT (2010))、米國産業(yè)衛(wèi)生専門家會議(ACGIH (2001))でそれぞれリストアップされ、さらにEUではR42/43(EC-JRC (ESIS) (Access on Se
皮膚感作性
モルモットのマキシマイゼーション法による2件の試験(OECD TG 406)において、各試験の陽性率は75%(15/20)および95%(19/20)でいずれも感作性あり(sensitizing)との結果(SIDS (2006))、さらにモルモットを用いたビューラー法による試験においても陽性率はそれぞれ75%(15/20)および95%(19/20)でいずれも感作性あり(sensitizing)(SIDS (2006))。一方、ヒトでもばく露後に皮膚の異常が見られ、パッチテストで本物質に陽性反応を示した複數の事例(環(huán)境省リスク評価第3巻 (2004)、SIDS (2006))が報告あり。GHS分類:區(qū)分1。 モルモットのマキシマイゼーション法による2件の試験(OECD TG 406)において、各試験の陽性率は75%(15/20)および95%(19/20)でいずれも感作性あり(sensitizing)との結果(SIDS (2006))、さらにモルモットを用いたビューラー法による試験においても陽性率はそれぞれ75%(15/20)および95%(19/20)でいずれも感作性あり(sensitizing)(SIDS (2006))。一方、ヒトでもばく露後に皮膚の異常が見られ、パッチテストで本物質に陽性反応を示した複數の
生殖細胞変異原性
マウスの吸入投與による赤血球を用いた小核試験(體細胞in vivo変異原性試験)で陰性結果(SIDS (2006))。GHS分類:區(qū)分外。なお、in vitro試験においては、エームス試験で陰性(SIDS (2006)、NTP DB Study ID 225422 (1982))、チャイニーズハムスターの卵巣細胞を用いた染色體異常試験で陽性の結果(SIDS (2006))の報告あり。
発がん性
データなし。GHS分類:分類できない データなし。
生殖毒性
ラットを用い妊娠6~19日に吸入ばく露による発生毒性試験において、高用量群で體重増加抑制と摂餌量低下、気道に対する影響など母動物の一般毒性が観察され、一方、発生毒性としては同用量で仔の體重低下、精巣下降遅延、骨化遅延が認められたのみで、催奇形性を含むその他の影響は見出されなかった(SIDS (2006))。子の発生に対する悪影響はないが、性機能および生殖能に及ぼす影響については不明であり、データ不十分のためGHS分類はできない。GHS分類:分類できない ラットを用い妊娠6~19日に吸入ばく露による発生毒性試験において、高用量群で體重増加抑制と摂餌量低下、気道に対する影響など母動物の一般毒性が観察され、一方、発生毒性としては同用量で仔の體重低下、精巣下降遅延、骨化遅延が認められたのみで、催奇形性を含むその他の影響は見出されなかった(SIDS (2006))。子の発生に対する悪影響はないが、性機能および生殖能に及ぼす影響については不明であり、データ不十分のためGHS分類はできない。
特定標的臓器毒性(単回ばく露)
ラットに吸入ばく露(ミスト)により、0.020 mg/L/4h以上で呼吸窮迫癥狀(頻呼吸、徐呼吸、喘鳴)が見られ、0.533 mg/L/4hで10匹中6匹が死亡した。死亡例の剖検では肺に軽度の虛脫と局所性の褪色が散発的に見られ、鼻周囲に赤味がかった痂皮形成、鼻粘膜に赤色化、胸腔に液體の貯留、肺に虛脫気味の肺気腫が観察された(SIDS (2006))。また、マウスに吸入ばく露(ミスト)により0.005 mg/L/6h(4時間換算:0.0075 mg/L)以上で徐呼吸、努力呼吸、喘鳴が見られた(SIDS (2006))。以上の所見はガイダンス値範囲區(qū)分1に相當する濃度で認められている。GHS分類:區(qū)分1(呼吸器系)。なお、ヒトボランティアに1~5分間ばく露した試験の0.00137 mg/Lの濃度で気道への強い刺激性が報告されている(環(huán)境省リスク評価第3巻 (2004)。 ラットに吸入ばく露(ミスト)により、0.020 mg/L/4h以上で呼吸窮迫癥狀(頻呼吸、徐呼吸、喘鳴)が見られ、0.533 mg/L/4hで10匹中6匹が死亡した。死亡例の剖検では肺に軽度の虛脫と局所性の褪色が散発的に見られ、鼻周囲に赤味がかった痂皮形成、鼻粘膜に赤色化、胸腔に液體の貯留、肺に虛脫気味の肺気腫が観察された(SIDS (2006))。また、マウスに吸入ばく露(ミスト)により0.005 mg/L/6h(4時間換算:0.0075 mg/L)以上で徐呼吸、努力呼吸、喘鳴が見られた(SIDS (2
特定標的臓器毒性(反復ばく露)
ラットにおける4週間吸入曝露試験(蒸気)において、1.37 mg/m3/4h(6時間換算および90日換算:0.31 mg/m3/6h/day)の濃度で肺水腫が認められた(環(huán)境省リスク評価第3巻 (2004))。また、ラットに4週間吸入ばく露(蒸気)した別の試験(OECD TG 412; GLP)では、4 mg/m3/6h(90日換算:約1.3mg/m3/6h)で気道の刺激に加え、咽頭、気管および肺に影響が見られ、肺と気管については4週間の回復期間內に治癒したが、鼻腔、咽頭および喉頭の病変は一部の動物で軽微または軽度ながら持続した(SIDS (2006))。以上の所見はガイダンス値範囲區(qū)分1に相當する用量で認められている。GHS分類:區(qū)分1(呼吸器系)。 ラットにおける4週間吸入曝露試験(蒸気)において、1.37 mg/m3/4h(6時間換算および90日換算:0.31 mg/m3/6h/day)の濃度で肺水腫が認められた(環(huán)境省リスク評価第3巻 (2004))。また、ラットに4週間吸入ばく露(蒸気)した別の試験(OECD TG 412; GLP)では、4 mg/m3/6h(90日換算:約1.3mg/m3/6h)で気道の刺激に加え、咽頭、気管および肺に影響が見られ、肺と気管については4週間の回復期間內に治癒したが、鼻腔、咽頭および喉頭の病変は一部の動物で軽微
吸引性呼吸器有害性
データなし。GHS分類:分類できない データなし。