急性毒性
経口
ラットのLD50値として、105-960 mg/kg (NITE初期リスク評(píng)価書 (2008))、710 mg/kg (産衛(wèi)學(xué)會(huì)許容濃度の提案理由書 (1995))、746 mg/kg (SIDS (2004)、環(huán)境省リスク評(píng)価第2巻:暫定的有害性評(píng)価シート (2003))、959 mg/kg (SIDS (2004)、産衛(wèi)學(xué)會(huì)許容濃度の提案理由書 (1995)) との4件の報(bào)告がある。分類ガイダンスに従い、最も多くのデータが該當(dāng)する?yún)^(qū)分4とした。
経皮
ウサギのLD50値として、570-599 mg/kg (NITE初期リスク評(píng)価書 (2008))、599 mg/kg (SIDS (2004)) との報(bào)告に基づき、區(qū)分3とした。
吸入:ガス
GHSの定義における液體である。
吸入:蒸気
ラットのLC50値 (4時(shí)間) として、8.7 ppm (環(huán)境省リスク評(píng)価第2巻 (2003))、18.2 - 50.8 ppm (NITE初期リスク評(píng)価書 (2008))、18.2 ppm (SIDS (2004)、22 ppm (SIDS (2004)、産衛(wèi)學(xué)會(huì)許容濃度の提案理由書 (1995))、45 ppm (SIDS (2004)、ATSDR (1998)) との報(bào)告に基づき、區(qū)分1とした。なお、LC50値が飽和蒸気圧濃度 (69.1 ppm) の90%より低いため、ミストを含まないものとしてppmを単位とする基準(zhǔn)値を適用した。
吸入:粉じん及びミスト
データ不足のため分類できない。
皮膚腐食性及び皮膚刺激性
ウサギを用いた皮膚刺激性試験 (OECD TG 404) において、重度の浮腫や紅斑がみられ、適用24時(shí)間後には壊死が観察され8日目に回復(fù)性はみられなかったとの報(bào)告がある (SIDS (2004))。また、ウサギやモルモットを用いた他の皮膚刺激性試験においても腐食性ありと判斷されている (NITE初期リスク評(píng)価書 (2008))。以上の結(jié)果から區(qū)分1とした。なお、本物質(zhì)はEU DSD分類で「Xi; R38」、EU CLP分類で「Skin Irrit. 2 H315」に分類されている。
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性
ウサギを用いた眼刺激性試験 (OECD TG 405) において、適用30秒後に両眼の角膜、虹彩、結(jié)膜に強(qiáng)度の刺激、適用72時(shí)間後に光刺激に対する反応欠如、出血、虹彩の損傷がみられ回復(fù)性はみられなかったとの報(bào)告がある (NITE初期リスク評(píng)価 (2008))。また、SIDS (2004) においても、ウサギを用いた眼刺激性試験 (OECD TG405) の結(jié)果から眼腐食性物質(zhì)と判斷している。さらに本物質(zhì)は皮膚腐食性/刺激性の區(qū)分1としている。以上の結(jié)果から區(qū)分1とした。なお、本物質(zhì)はEU DSD分類で「Xi; R36」、EU CLP分類で「Eye irrit. 2 H319」に分類されている。
呼吸器感作性
ヒトにおいて、本物質(zhì)ばく露による喘息、過敏性肺臓炎発癥の報(bào)告や (産衛(wèi)學(xué)會(huì)許容濃度の提案理由書 (1995)、ACGIH (7th, 2001)) 、中程度の気道障害の報(bào)告がある (環(huán)境省リスク評(píng)価第2巻 (2003)) 。また、本物質(zhì)は日本産業(yè)衛(wèi)生學(xué)會(huì)において、気道感作性物質(zhì)の第1群に分類されている。以上の結(jié)果から、區(qū)分1Aとした。なお、本物質(zhì)はEU DSD分類で「R42」、EU CLP分類で「Resp. Sens.1 H334」に分類されてる。ヒトの気道への影響に関する報(bào)告が複數(shù)あること、日本産業(yè)衛(wèi)生學(xué)會(huì)において、気道感作性物質(zhì)の第1群に分類されていることから細(xì)區(qū)分した。
皮膚感作性
モルモットを用いた皮膚感作性試験 (OECD TG 406) 3報(bào)において陽性率はそれぞれ、20/20、14/20、18/20であり、感作性ありと判斷されている (SIDS (2004))。また、マウスを用いた耳介腫脹試験で用量依存的な耳介腫脹 が、マウス局所リンパ節(jié)増殖試験 (LLNA) で濃度依存的な 3H-メチルチミジン取り込み量の増加がみられたとの報(bào)告がある (NITE初期リスク評(píng)価 (2008))。以上の結(jié)果から、區(qū)分1とした。なお、本物質(zhì)はEU DSD分類で「R43」、EU CLP分類で「Skin Sens.1 H317」に分類されてる。
生殖細(xì)胞変異原性
ガイダンスの改訂により「區(qū)分外」が選択できなくなったため、「分類できない」とした。すなわち、in vivoでは、マウス骨髄細(xì)胞の小核試験で陰性(NITE初期リスク評(píng)価書 (2008)、SIDS (2004)、HSDB (Access on August 2014))、in vitroでは、細(xì)菌の復(fù)帰突然変異試験、哺乳類培養(yǎng)細(xì)胞の遺伝子突然変異試験で陰性である(NITE初期リスク評(píng)価書 (2008)、IUCLID (2000)、HSDB (Access on August 2014))。
発がん性
國(guó)際評(píng)価機(jī)関による発がん性分類はない。ラットの2年間吸入ばく露発がん性試験で、発がん性は認(rèn)められなかったとの報(bào)告(SIDS (2004)) があるが、ラットのデータのみで発がん分類をつけられないため、「分類できない」とした。
生殖毒性
ラットを用いた吸入経路での反復(fù)投與毒性?生殖毒性併合試験 (OECD TG 422) において、親動(dòng)物毒性がみられる用量においても生殖能、次世代の発生に影響がみられていない。また、ラットを用いた吸入経路での催奇形性試験 (OECD TG 414) において、親動(dòng)物毒性がみられる用量においても胎児に影響がみられていない (NITE初期リスク評(píng)価書 (2008)、SIDS (2004))。以上の結(jié)果があるが、スクリーニング試験であることから、分類できないとした。
特定標(biāo)的臓器毒性(単回ばく露)
本物質(zhì)は気道刺激性がある (NITE初期リスク評(píng)価書 (2008)、ACGIH (7th, 2001)、SIDS (2004))。ヒトでは複數(shù)の事例があるが、分類に利用できるデータはない。 実験動(dòng)物では、ラットの0.056 mg/L以上の濃度の吸入ばく露で、呼吸緩徐、呼吸困難、努力呼吸、ラ音、チアノーゼ、衰弱、運(yùn)動(dòng)低下、低體溫、立毛、ラットの0.50 mg/Lで重篤な呼吸器障害、チアノーゼ、呼吸器刺激性、気管支肺炎、気管支拡張癥の報(bào)告がある。これらの吸入ばく露のデータは生存?zhèn)€體でみられている。吸入ばく露でみられた呼吸器への影響は、區(qū)分1のガイダンス値範(fàn)囲の濃度で認(rèn)められた。 経口投與では、ラット (投與濃度不記載) で蒼白、チアノーゼ、呼吸數(shù)減少、呼吸深大、下痢が認(rèn)められている (ATSDR (1998)、SIDS (2004)、NITE初期リスク評(píng)価書 (2008)、ACGIH (7th, 2001))。 以上より、區(qū)分1(呼吸器) とした。
特定標(biāo)的臓器毒性(反復(fù)ばく露)
自動(dòng)車整備工場(chǎng)で本物質(zhì)又は本物質(zhì)を含む塗料にばく露された男性塗裝工41名の集団と対照群の集団について、肺機(jī)能検査を?qū)g施し比較した結(jié)果、ばく露群ではクロージングボリューム (CV) の増加がみられ、末梢気道病変が示唆された。6年後の追跡調(diào)査ではばく露された塗裝工36名の群と非ばく露群との間での肺機(jī)能検査において、非喫煙者同士の群間には有意差はないが、喫煙 (又は喫煙経験) 者同士の群間の比較では、ばく露群で肺機(jī)能の有意な低下がみられ、本物質(zhì)ばく露による肺機(jī)能低下は喫煙により増加する傾向がある (NITE初期リスク評(píng)価書 (2008)、IRIS (1994)、ATSDR (1998)) との記述、また、本物質(zhì)を含む塗料への職業(yè)ばく露、又は本物質(zhì)の製造工程での職業(yè)ばく露の事例において、本物質(zhì)反復(fù)ばく露による呼吸器障害発癥例が多數(shù)報(bào)告されている (NITE初期リスク評(píng)価書 (2008)、ATSDR (1998))。 実験動(dòng)物ではラットに本物質(zhì)蒸気を90日間又は1年-2年間吸入ばく露した試験において、區(qū)分1の濃度範(fàn)囲 (0.000034-0.0017 mg/L/6時(shí)間) で、鼻腔 (上皮の過角化、扁平上皮化生、粘液分泌細(xì)胞の過形成、嗅上皮の変性など)、肺 (間質(zhì)性肺炎、肺胞マクロファージの集簇など) に組織傷害がみられているが、呼吸器系以外に標(biāo)的臓器を示唆する所見はみられない (SIDS (2004)、NITE初期リスク評(píng)価書 (2008)、ATSDR (1998))。 以上より、分類は區(qū)分1 (呼吸器) とした。
吸引性呼吸器有害性
データ不足のため分類できない。