急性毒性
経口
GHS分類: 區(qū)分外 ラットのLD50値として、> 3,200 mg/kg (SIDS (2002))、6,317 mg/kg (SIDS (2002)、PATTY (6th, 2012)) との報告に基づき、區(qū)分外とした。
経皮
GHS分類: 區(qū)分外 ウサギのLD50値として、> 16 mL/kg (> 15,200 mg/kg) (SIDS (2002)、PATTY (6th, 2012)) との報告があり、區(qū)分外に該當する。モルモットのLD50値として、> 20 mL/kg (> 19,000 mg/kg) (SIDS (2002)、PATTY (6th, 2012)) との報告があり、區(qū)分外に該當する。以上より區(qū)分外とした。
吸入:ガス
GHS分類: 分類対象外 GHSの定義における液體である。
吸入:蒸気
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。
吸入:粉じん及びミスト
GHS分類: 區(qū)分外 ラットの6時間吸入ばく露試験のLC50値として、> 3.55 mg/L (4時間換算値: > 5.33 mg/L) (SIDS (2002)、PATTY (6th, 2012)) との報告に基づき、區(qū)分外とした。なお、ばく露濃度が飽和蒸気圧濃度 (12.9 ppm (0.114 mg/L)) よりも高いため、ミストとしてmg/Lを単位とする基準値を適用した。
皮膚腐食性及び皮膚刺激性
GHS分類: 區(qū)分外 ウサギを用いた皮膚刺激性試験 (EU Method B.4準拠) で本物質(zhì)の4時間適用で軽度の刺激性を示したとの報告 (ECHA登録情報 (Access on December 2017)) がある。又、モルモットを用いた2件の皮膚刺激性試験で、いずれも長時間の適用であるが軽度の刺激性を示したとの記載 (SIDS (2002)) がある。よって、本物質(zhì)は軽度の刺激性を有すると判斷し、區(qū)分外 (國連分類基準の區(qū)分3) とした。
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性
GHS分類: 區(qū)分2B ウサギによる眼刺激性試験 (OECD TG 405準拠) で、適用24時間後に結(jié)膜にグレード2の発赤を生じ、洗眼なしの最大スコアが4 (最大110) で軽度から中等度 (slight to moderate) の刺激性との記載 (SIDS (2002)、PATTY (6th, 2012)) や、ウサギを用いた他の試験で軽度の眼刺激性を示すとの記載 (ECHA登録情報 (Access on December 2017)) がある。よって、軽度の刺激性を有すると判斷し、區(qū)分2Bとした。
呼吸器感作性
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。
皮膚感作性
GHS分類: 分類できない モルモットを用いた皮膚感作性試験 (OECD TG 406準拠) で感作性はみられなかったとの記載 (SIDS (2002)、PATTY (6th, 2012)) があるが、ヒトでの情報は得られなかったため、分類できないとした。
生殖細胞変異原性
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。すなわち、in vivoデータはなく、in vitroでは、細菌の復(fù)帰突然変異試験で陰性である (SIDS (2002))。
発がん性
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。
生殖毒性
GHS分類: 分類できない ラットを用いた強制経口投與による反復(fù)投與毒性?生殖発生毒性併合試験 (OECD TG 422) において、母親動物には300 mg/kg/day以上で肝臓への影響 (肝臓重量増加、小葉中心性肝細胞肥大) がみられたが、限度量の1,000 mg/kg/dayまで生殖発生への影響は認められなかった (PATTY (6th, 2012)、SIDS (2002))。しかし、スクリーニング試験のため、この結(jié)果のみで區(qū)分外とできず、この他に分類に利用可能なデータがないため、分類できないとした。
特定標的臓器毒性(単回ばく露)
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。ヒトでは、水性ペンキを扱う作業(yè)により不快感を訴えた塗裝作業(yè)者に、一時的な健康影響として肺活量低下、尿量増加、平均赤血球容積増加が認められ、作業(yè)者の呼吸域で捕集した空気試料からは本物質(zhì)が検出されたものの、調(diào)査集団のサイズが小さいため、この調(diào)査結(jié)果からは結(jié)論を?qū)Г訾工长趣悉扦胜い仍u価されている (PATTY (6th, 2012))。したがって、この情報は根拠としなかった。実験動物では、ラットの単回経口投與試験において、區(qū)分2超の3,200 mg/kgで、軽微な一過性の衰弱、粗毛、血管拡張、努力呼吸が認められたとの報告 (PATTY (6th, 2012)) があるが、これらの影響からは標的臓器を特定できない。他に情報がないため、分類できないとした。
特定標的臓器毒性(反復(fù)ばく露)
GHS分類: 分類できない ヒトに関する情報はない。 実験動物については、ラットを用いた強制経口投與による反復(fù)投與毒性?生殖発生毒性併合試験 (OECD TG 422) において、區(qū)分2のガイダンス値の範囲內(nèi)である100 mg/kg/day (90日換算: 44~57 mg/kg/day) 以上で流涎 (被験物質(zhì)の味に起因)、肝臓の重量増加、區(qū)分2のガイダンス値の範囲を超える300 mg/kg/day (133~170 mg/kg/day) 以上で肝臓の小葉中心性肝細胞肥大?好酸性化 (すり硝子様変性)、腎臓の硝子滴 (雄のみ)、1,000 mg/kg/day (444~567 mg/kg/day) で腎臓の重量増加 (雄のみ) がみられている。この試験での肝臓の所見は代謝の亢進に関連した所見、腎臓の所見は雄ラット特有の所見としている (SIDS (2002))。 以上、分類根拠となる影響はみられておらず、経口経路では區(qū)分外に相當するが他の経路の影響に関する情報がないため分類できないとした。
吸引性呼吸器有害性
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。なお、GESTIS (Access on August 2017) に収載された數(shù)値データ (粘性率: 12.9 mPa?s (25℃)、密度: 0.95 g/cm3 (20℃)) より、動粘性率は13.58 mm2/sec (25/20℃) と算出される。