急性毒性
経口
ラットLD50 >5,000 mg/kg bw 及び LD50 >15,000 mg/kg bw (EU-RAR (2004)) に基づき區(qū)分外とした。
経皮
ウサギの経皮LD50 >5,000 mg/kg (EPA Pesticide (1992)) のデータから「區(qū)分外」とした。今回の調(diào)査で入手した EPA Pesticide (1992) のデータをもとに分類した。
吸入:ガス
GHSの定義における固體である。
吸入:蒸気
GHSの定義における固體である。
吸入:粉じん及びミスト
ラットLC50 >5.7 mg/L(4hr) (EU-RAR (2004)) に基づきJIS分類による?yún)^(qū)分外とする。
皮膚腐食性及び皮膚刺激性
ウサギの皮膚 (耳) に500 mgを24時(shí)間閉塞適用して刺激性なしの結(jié)果 (EU-RAR (2004))、さらにウサギの背部皮膚に0.5 mLを5日間継続し開放または閉塞適用により刺激性なしの結(jié)果 (EU-RAR (2004)) に基づき、區(qū)分外とした。なお、モルモットおよびマウスに5日間継続的に開放適用して刺激性なし (ACGIH (2003))、また、ヒトでボランティア6人に40%軟膏 を閉塞適用し1人だけ発疹と小胞性膿皰を認(rèn)めたが、酸化亜鉛によるものかまたは他の刺激によるものか分からないとしている (EU-RAR (2004))。
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性
ウサギ3匹の結(jié)膜嚢に適用した試験 (OECD TG 405) において、角膜混濁は見られず、虹彩炎は適用1時(shí)間目のみ1匹だけがスコア1、結(jié)膜発赤は全例がスコア1~2で72時(shí)間目で完全に回復(fù)、結(jié)膜浮腫 (分泌物は適用1時(shí)間目のみ全例がスコア1) は適用1時(shí)間目のみ全例がスコア2であった (EU-RAR (2004)) ことから、區(qū)分外とした。なお、ウサギを用いた別の試験でも、適用2日後まで軽度の結(jié)膜発赤と浮腫を認(rèn)めたのみで「刺激性なし」あるいは「軽度の刺激性」と評(píng)価されている (EU-RAR (2004))。
呼吸器感作性
呼吸器感作性:データ不足のため分類できない。
皮膚感作性
皮膚感作性:モルモットの皮膚感作性試験 (マキシマイゼーション試験: Directive 96/54/EC B.6 & OECD TG 406) の結(jié)果が3件報(bào)告され (EU-RAR (2004))、各試験での陽(yáng)性率はそれぞれ (1) 試験群:40% (4/10)、対照群:0% (0/5)、(2) 試験群:0% (0/10)、対照群:20% (1/5)、(3) 試験群:0% (0/10)、対照群:0% (0/5)であった。1回目の試験で陽(yáng)性率40%と相容れない結(jié)果となったが、酸化亜鉛が強(qiáng)い感作性を有することを示す証拠ではないと述べられている (EU-RAR (2004))。また接觸アレルギーの検討を目的としたヒトパッチテストで、酸化亜鉛のみを使用した場(chǎng)合に被験者の14人全員に陽(yáng)性反応は認(rèn)められなかった (EU-RAR (2004))。EU-RAR (2004) では結(jié)論として「皮膚感作性について分類?表示すべきでない」と述べている。以上の情報(bào)に基づき區(qū)分外とした。
生殖細(xì)胞変異原性
データ不足のため分類できない。すなわち、吸入ばく露よるラットの骨髄細(xì)胞を用いたin vivo染色體異常試験で極めて軽度の數(shù)的異常が認(rèn)められたものの、本知見はin vivoにおける明確な証拠とは評(píng)価されていない (SIDS (2006)、EU-RAR (2004))。なお、in vitro変異原性試験では復(fù)帰突然変異試験で陰性、マウスリンフォーマ試験で陽(yáng)性と報(bào)告されている (NITE (2008)、SIDS (2006)、EU-RAR (2004)、EPA IRIS (2005))。なお、舊分類で「ハムスター胚細(xì)胞を用いた形質(zhì)転換試験で陽(yáng)性 (EU-RAR (2004))」の記載があるが、分類ガイダンスに従い検討データの対象から外した。
発がん性
米國(guó)EPAによりgroup I に分類されている (IRIS (2005)) ことに基づき、分類できないとした。分類ガイダンスの改訂に従い區(qū)分を変更した。
生殖毒性
ラットを用いた交配21日前から妊娠15日までの混餌投與により0.4%の濃度で全胎児の吸収 (NITE (2008)、EU-RAR (2004))、及びラットの妊娠0日から14日までの混餌投與により、2000 ppm以上で死産児の発生 (NITE (2008)、EU-RAR (2004)) がそれぞれ報(bào)告されている。以上の毒性用量で母動(dòng)物の一般毒性の発現(xiàn)が否定されていないので區(qū)分2とした。
特定標(biāo)的臓器?全身毒性(単回ばく露)
ヒトで酸化亜鉛微粉塵の吸入による金屬ヒューム熱の発癥が多數(shù)報(bào)告され、咳、胸痛、悪寒、発熱、呼吸困難、筋肉痛、嘔気など呼吸器系だけでなく全身性に癥狀が見られている (NITE (2008)、ACGIH (2003))。金屬ヒューム熱は主に呼吸器系の癥狀を呈することから、區(qū)分1 (呼吸器、全身毒性) に分類した。
特定標(biāo)的臓器?全身毒性(反復(fù)ばく露)
データ不足のため分類できない。なお、ラット、フェレットを用いた経口投與による試験が報(bào)告されている (EHC (2001)、NITE (2008)) が、実施年の古い試験 (1953年)、1用量のみの試験あるいは推奨動(dòng)物種ではないなど、いずれも反復(fù)ばく露試験として分類に用いるには疑義が殘る。
吸引性呼吸器有害性
データ不足のため分類できない。