急性毒性
経口
ラットLD50値として、9210 mg/kg(ECETOC TR95(2005) ), 6900 mg/kg(EU-RAR vol.1(1999)), 5500-7000 mg/kg(PATTY (5th, 2001)), 7100-12400 mg/kg(PATTY (5th, 2001))を含め多數(shù)の報(bào)告があるが、いずれも5000 mg/kgを超えている。
経皮
ウサギLD50値として、9284 mg/kg(EU-RAR vol.1(1999)), 9400 mg/kg(PATTY (5th, 2001)), 8980 mg/kg(PATTY (5th, 2001))の他複數(shù)報(bào)告されいずれも5000mg/kgを超えている。
吸入
吸入(ガス): GHSの定義における液體である。
吸入(ミスト): ラットに200mg/Lを1時(shí)間ばく露して死亡例がなく、LC50 > 200mg/L [4時(shí)間換算 >100mg/L] (EU-RAR vol.1 (1999)) に基づいて區(qū)分外とした。なお、試験條件は推定飽和蒸気濃度(1.3mg/L)に比べてかなり高いので、ミストと推測(cè)される。
吸入(蒸気): ラットに大気中飽和濃度で6時(shí)間ばく露し、死亡例がなかったとの報(bào)告 (EU-RAR vol.1(1999)) があるが、常溫での飽和濃度は260ppm [1.3mg/L]程度と推定され、用量としては低すぎるので分類できない。
皮膚腐食性?刺激性
ウサギを用いた皮膚刺激性試験で適用後3日目までの各観察時(shí)間でいずれも刺激性なし(no irritation)の結(jié)果(EU-RAR vol.1(1999)) 、およびヒト25人に25%ワセリンのパッチテストにより刺激性がなしの結(jié)果(not irritating)に基づき區(qū)分外とした。
眼に対する重篤な損傷?刺激性
ウサギ眼に試験物質(zhì)原液0.1 mLを適用した試験(OECD TG 405)において、一次刺激スコア0.53で眼に対し刺激性なしとされた結(jié)論(EU-RAR vol.1(1999))に基づき區(qū)分外とした。なお、ウサギを用いたその他の眼刺激性試験の結(jié)果として、刺激性なし(not irritating)、軽度の刺激性(slightly irritating)、または中等度の刺激性(moderately irritating)が報(bào)告されている(IUCLID (2000))。
呼吸器感作性又は皮膚感作性
皮膚感作性:モルモットを用いたマキシマイゼイション試験(OECDTG406)で陽(yáng)性率0/10(EU-RARvol.1(1999))の結(jié)果、およびヒトボランティアを用いたマキシマイゼイション法による試験でも感作性を認(rèn)めなかった(EU-RARvol.1(1999))ことから區(qū)分外とした。
呼吸器感作性:データなし
生殖細(xì)胞変異原性
in vivo のデータがないので分類できない。なお、in vitroではエームズ試験およびチャイニーズハムスターのV79細(xì)胞を用いた染色體異常試験で陰性結(jié)果 (EU-PAR vol.1 (1999)) が得られている。
発がん性
データなし
生殖毒性
妊娠ラットの器官形成期に経口投與した試験の高用量(1800 mg/kg/dayまたは2165 mg/kg/day)で、母動(dòng)物の體重増加抑制と併せ同腹胎児數(shù)の減少、吸収胚の増加、奇形発生の増加が見(jiàn)られた(EU-PAR vol.1 (1999))。観察された奇形は全身水腫、尿閉、皮下血腫のような外表奇形に加え、重複大動(dòng)脈弓、右側(cè)大動(dòng)脈弓、心室中隔欠損の心臓血管系の內(nèi)臓奇形が主であった(EU-PAR vol.1 (1999))が、內(nèi)臓奇形に関しては用量依存的な増加を示し、母動(dòng)物の一般毒性が現(xiàn)れなかった用量(600 mg/kg/dayまたは700 mg/kg/day)でも明らかに増加が認(rèn)められた(EU-PAR vol.1 (1999)、HSDB (2007))ことから區(qū)分1Bとした。なお、仔の発生に及ぼす影響については、マウスでは大半の器官で奇形の発生(Teratogenic 12th(2007))が、またウサギでは影響が弱いものの吸収胚の増加(PATTY (5th, 2001) )としてそれぞれ報(bào)告されている。EUでは生殖毒性:カテゴリー3:R63に分類されている。
特定標(biāo)的臓器?全身毒性(単回ばく露)
経口投與により死亡前の癥狀であるがラットで平衡消失とめまい、マウスで傾眠の記載がある。ウサギに経皮投與後、めまい、不安定歩行、虛脫があり、ラットに吸入ばく露した場(chǎng)合には死亡の発生はなく、癥狀として麻酔、鈍麻が観察されていることから區(qū)分3(麻酔作用)とした。
特定標(biāo)的臓器?全身毒性(反復(fù)ばく露)
ラットを用いた20日間反復(fù)経口投與試験において、2000 mg/kg/dayで肝臓と精巣の重量減少、體重減少、胸腺の組織學(xué)的変化を示したものの、NOAELは500 mg/kg/day(90日補(bǔ)正:約111mg/kg/day)と報(bào)告されている(EU-RAR vol.1(1999))。また、ラットに6週間経口投與した試験では、3600 mg/kg/dayで肝臓、腎臓などの重量減少、特に精巣の萎縮、精巣上體における精子の変性と精子減少が観察されたが、NOAELは900 mg/kg/day(90日補(bǔ)正:約415mg/kg/day)と報(bào)告されている(EU-RAR vol.1(1999))。さらにラット1.016 mg/L/6hを90日間吸入ばく露した試験では、病理組織學(xué)的検査を含む各試験項(xiàng)目ともばく露の影響は観察されず、NOAELは1.016 mg/L/6h以上と報(bào)告されている(EU-RAR vol.1(1999))。以上のようにラットに反復(fù)ばく露した3試験において、いずれもNOAELがガイダンス値範(fàn)囲の上限を超えていることから區(qū)分外(経口、吸入)に該當(dāng)するが、経皮経路でのデータが不十分であるのでデータ不足で分類できないとした。なお、モルモットを用いた90日間経皮投與試験での全投與群(40~1000 mg/kg/day)で肝細(xì)胞の軽度脂肪化が認(rèn)められた(EU-RAR vol.1(1999))が、他の関連する検査項(xiàng)目に変化がなく、また反復(fù)投與試験ではモルモットの使用が稀なため背景データもなく、本所見(jiàn)の評(píng)価は難しいと述べられいる(EU-RAR vol.1(1999))。したがって分類には採(cǎi)用しなかった。
吸引性呼吸器有害性
データなし