急性毒性
経口
GHS分類: 區(qū)分外 硫酸カルシウム二水和物のラットのLD50値として、 > 2,000 mg/kg (1/2水和物換算値: > 1,686 mg/kg) (SIDS (2005))、硫酸カルシウム無水物のラットのLD50値として、> 5,000 mg/kg (1/2水和物換算値: > 5,331 mg/kg (SIDS (2009)) との報告に基づき、區(qū)分外とした。
経皮
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。
吸入:ガス
GHS分類: 分類対象外 GHSの定義における固體である。
吸入:蒸気
GHS分類: 分類対象外 GHSの定義における固體である。
吸入:粉じん及びミスト
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。
皮膚腐食性及び皮膚刺激性
GHS分類: 區(qū)分外 ラットに硫酸カルシウム二水和物500 mgを4時間適用した皮膚刺激性試験 (OECD TG 404、GLP適合) において、刺激反応はみられなかったとの報告がある (SIDS (2005))。以上の結(jié)果から區(qū)分外と判斷した。
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。
呼吸器感作性
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない
皮膚感作性
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。なお、硫酸カルシウム二水和物のビューラー試験 (OECD TG 406、GLP適合) で全ての供試動物の感作性スコアが0であったことから、感作性なしと結(jié)論されている (SIDS (2005))。
生殖細(xì)胞変異原性
GHS分類: 分類できない 本物質(zhì)のin vivo及びin vitroデータはないが、類縁物質(zhì)の硫酸カルシウム (CAS: 7778-18-9) は、in vitroで細(xì)菌の復(fù)帰突然変異試験、哺乳類培養(yǎng)細(xì)胞の染色體異常試験において陰性 (SIDS (2009))、硫酸カルシウム?二水和物 (CAS: 10101-41-4) は、in vivoの小核試験で陰性 (SIDS (2005))、細(xì)菌の復(fù)帰突然変異試験で陰性 (SIDS (2005)) の報告がある。以上、類縁物質(zhì)の情報に基づき判斷した。
発がん性
GHS分類: 分類できない 國際機関による分類結(jié)果もなく、データ不足のため分類できない。
生殖毒性
GHS分類: 分類できない 本物質(zhì) (1/2水和物) の試験報告ではないが、硫酸カルシウム二水和物をラットに強制経口投與した反復(fù)投與毒性?生殖発生毒性併合試験 (OECD TG 422) において、限度量 (1,000 mg/kg/day) まで投與しても親動物の生殖能、及び児動物への発生影響はみられなかった (SIDS (2009))。本データからは區(qū)分2までに分類されないが、本データはスクリーニング試験の結(jié)果であり、他に利用可能なデータが得られておらず、データ不足のため分類できないとした。
特定標(biāo)的臓器毒性(単回ばく露)
GHS分類: 區(qū)分3 (気道刺激性) 本物質(zhì)はヒトに対して気道刺激性がある (ACGIH (7th, 2006)) との情報から、區(qū)分3 (気道刺激性) とした。
特定標(biāo)的臓器毒性(反復(fù)ばく露)
GHS分類: 分類できない ヒトについては、本物質(zhì)自體 (1/2水和物) の明確な健康影響の報告はない。 ドイツのストーンウェア工場の石膏型製造者の肺X線所見で影響がみられたとの報告 (DFGOT vol. 2 (1991))、カナダの石膏鉱山労働者、粉砕作業(yè)従事者の橫斷的研究 において呼吸困難、X線検査において肺の陰影がみられたとの報告やイギリスの石膏鉱山の従業(yè)員の橫斷的研究 において肺実質(zhì)の影響、肺機能への影響がみられたとの報告がある (ACGIH (7th, 2006))。しかし、疫學(xué)データはばく露情報がなく、また、石英のばく露の影響を除外できない。 動物実験において、本物質(zhì)に関する十分な情報は得られていない。なお、性狀の異なる無水物 (粉狀、繊維狀) について肺への影響を比較した結(jié)果が報告されており、ラットを用いた3週間吸入ばく露試験において、気管支肺胞洗浄液 (BAL) 中のグルタチオン量が投與期間終了直後には両物質(zhì)とも2倍に増加し、3週間の回復(fù)期間後では繊維狀の方のみで3倍高値を示したことが示されている (ACGIH (7th, 2006))。 また、本物質(zhì)ではないが、二水和物をラットに強制経口投與した反復(fù)投與毒性?生殖発生毒性併合試験 (OECD TG 422) において、雄300 mg/kg/day以上 (90日換算: 117 mg/kg/day以上) で総蛋白、アルブミン、BUN、AST、ALT、クレアチニンの減少がみられている (SIDS (2009))。これらの変動は區(qū)分2の範(fàn)囲を超えている。 上記のとおり、ヒトにおいて本物質(zhì)の明確な健康影響の報告がなく、実験動物において十分な毒性試験データがない。したがって、データ不足のため分類できない。
吸引性呼吸器有害性
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。