急性毒性
経口
GHS分類: 區(qū)分外 ラットのLD50値として、約2,100 mg/kg (ACGIH (7th, 2002))、2,152 mg/kg (EU-RAR (2006)) との報(bào)告に基づき、區(qū)分外 (國連分類基準(zhǔn)の區(qū)分5) とした。
経皮
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。
吸入:ガス
GHS分類: 分類対象外 GHSの定義における液體である。
吸入:蒸気
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。ラットのLC50値 (4時(shí)間) として、> 5,400 mg/m3 (1,292 ppm) との報(bào)告 (HSDB (2015)) があるが、このデータのみでは區(qū)分を特定できない。なお、LC50値が飽和蒸気圧濃度 (98,947 ppm) の90%より低いため、ミストを含まないものとしてppmを単位とする基準(zhǔn)値を適用した。
吸入:粉じん及びミスト
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。
皮膚腐食性及び皮膚刺激性
GHS分類: 區(qū)分外 ウサギを用いた皮膚刺激性試験 (OECD TG 404, GLP適合) において、本物質(zhì) (98.4%) 500 μLを4時(shí)間適応した結(jié)果、刺激性スコアは0であり刺激性なしと判斷されている (EU-RAR (2006))。以上の結(jié)果から區(qū)分外と判斷した。
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性
GHS分類: 區(qū)分2B ウサギを用いた眼刺激性試験 (OECD TG 405、GLP適合) において、発赤 (平均スコア1.7) 及び腫れがみられたが7日後には回復(fù)した (EU-RAR (2006))。以上の結(jié)果から區(qū)分2Bと判斷した。なお、具體的な情報(bào)ではないが本物質(zhì)は眼に対して刺激性はないとの記載がある (HSDB (2015))。
呼吸器感作性
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。
皮膚感作性
GHS分類: 區(qū)分外 モルモットを用いたビューラー試験 (GLP適合) において、本物質(zhì)の原液適用 による皮膚反応はみられず感作性スコアは0 (20匹/群) であり、陽性対照群の反応率は100%であった。EU-RAR (2006) では本物質(zhì)を感作性でないと判斷している ((EU-RAR (2006))。以上の結(jié)果から區(qū)分外と判斷した。
生殖細(xì)胞変異原性
GHS分類: 分類できない ガイダンスの改訂により區(qū)分外が選択できなくなったため、分類できないとした。すなわち、in vivoでは、マウスの骨髄細(xì)胞を用いた小核試験で陰性である (ACGIH (7th, 2002)、EU-RAR (2006))。In vitroでは、細(xì)菌の復(fù)帰突然変異試験、哺乳類培養(yǎng)細(xì)胞の遺伝子突然変異試験で陰性、哺乳類培養(yǎng)細(xì)胞の染色體異常試験で陽性である (ACGIH (7th, 2002)、EU-RAR (2006)、NTP DB (2015))。
発がん性
GHS分類: 分類できない ラットに本物質(zhì)を250又は750 mg/kg/dayを78週間強(qiáng)制経口投與 (4日/週) し、全動(dòng)物が自然死亡する143週まで観察を継続した発がん性試験において、血液?リンパ系腫瘍 (リンパ腫及び白血病) がχ2-検定では雌の高用量群のみで有意に増加したが、用量相関性の検定法では低用量群も含めて増加したとの報(bào)告がある (EU-RAR (2006)) が、死亡率を示すグラフがなく、評(píng)価に有効な動(dòng)物數(shù)に対する腫瘍発生率を算出できない、一般狀態(tài)の記載がない等、記述不十分な報(bào)告であること、本物質(zhì)の構(gòu)造類似物質(zhì)であるメチル-tert-ブチルエーテルの2年間吸入毒性試験では血液?リンパ系腫瘍は認(rèn)められなかったこと、等からこの試験結(jié)果は信頼性が低いと判斷されている (EU-RAR (2006))。この他、発がん性に関する情報(bào)はヒト、実験動(dòng)物ともになく、データ不足のため分類できない。
生殖毒性
GHS分類: 區(qū)分2 ヒトの生殖影響に関する情報(bào)はない。実験動(dòng)物では、本物質(zhì)の蒸気をラットのF0、F1世代の雌雄親動(dòng)物に最大3,000 ppmまでの用量範(fàn)囲で、交配前、交配期間を経て、妊娠、哺育までの10週間吸入ばく露した2世代生殖毒性試験において、F0及びF1親動(dòng)物に一般毒性影響 (運(yùn)動(dòng)失調(diào)、體重の低値、肝臓?腎臓相対重量の増加) がみられる1,500 ppm以上の用量で、F1及びF2児動(dòng)物に離乳時(shí)まで體重の低値、生存率の低下、包皮分離の遅延 (F2世代雄のみ)、さらに3,000 ppmではF1及びF2児動(dòng)物に膣開口の遅延、F2児動(dòng)物のみに肛門-生殖突起間距離 (AGD) の短縮 (雌雄) がみられた (EU-RAR (2006)、ACGIH (7th, 2002))。また、妊娠ラットの妊娠6~19日、及び妊娠マウスの妊娠6~11日に、それぞれ本物質(zhì)を250~3,500 ppmで吸入ばく露し、妊娠20日に帝王切開した催奇形性試験において、ラットでは母動(dòng)物毒性 (體重低下、運(yùn)動(dòng)失調(diào)、嗜眠、緩徐呼吸、喘ぎなど) が顕著な高用量 (3,500 ppm) でも、胎児には體重の低値のみで、奇形誘発はなかったのに対し、マウスの試験では母動(dòng)物毒性 (肝臓重量の増加 (1,500 ppm)、高用量の3,500 ppmでは死亡 (4/25)、摂餌量減少、嗜眠など重篤な毒性所見が追加) が発現(xiàn)する用量 (1,500 ppm以上) で、奇形 (主に口蓋裂) 発生頻度の増加が認(rèn)められた (EU-RAR (2006)、ACGIH (7th, 2002))。 以上、ラット2世代試験で親動(dòng)物に一般毒性影響がみられる用量で、F1及びF2児動(dòng)物に成長遅延、並びにそれによると考えられる二次的影響として性成熟の遅延、及びAGDの短縮がみられた。発生毒性影響としてもラット、マウスともに母動(dòng)物毒性がみられる用量で胎児毒性が発現(xiàn)し、マウスでは加えて奇形発生頻度の増加もみられた。以上より、區(qū)分2に分類した。
特定標(biāo)的臓器毒性(単回ばく露)
GHS分類: 區(qū)分1 (呼吸器)、區(qū)分3 (麻酔作用) 本物質(zhì)は気道刺激性がある (EU-RAR (2006))。ヒトのデータはない。 実験動(dòng)物では、ラットの5.4 mg/Lの吸入ばく露でラ音、1.04, 6.27, 14.62 mg/Lで橫臥、努力呼吸、嗜眠、中樞神経系抑制、2.09, 8.36, 16.72 mg/Lで鎮(zhèn)靜、昏睡、運(yùn)動(dòng)失調(diào)、眼瞼下垂、過敏性、活動(dòng)低下、姿勢異常、マウスの1.04, 6.27, 14.62 mg/L吸入ばく露でもラットと同様の癥狀がみられている。また、ラットの2,000, 2,500 or 3,000 mg/kgの経口投與で鎮(zhèn)靜、運(yùn)動(dòng)失調(diào)、衰弱、體溫低下、呼吸困難、ラ音、立毛などがみられている (EU-RAR (2006))。 以上の所見より、本物質(zhì)は麻酔作用が認(rèn)められる。また、吸入ばく露でのラ音から、區(qū)分1相當(dāng)の用量で呼吸器影響が考えられた。 従って、區(qū)分1 (呼吸器)、區(qū)分3 (麻酔作用) とした。
特定標(biāo)的臓器毒性(反復(fù)ばく露)
GHS分類: 分類できない ヒトに関する情報(bào)はない。 ラットを用いた90日間吸入毒性試験において1,500 ppm (ガイダンス値換算: 4.6 mg/L) (ACGIH (7th, 2002)、EU-RAR (2006))、4週間吸入ばく露試験において2,000 ppm (ガイダンス値換算: 1.9 mg/L) で中樞神経系の抑制作用 (ACGIH (7th, 2002)、EU-RAR (2006)、PATTY (6th, 2012))、マウスを用いた90日間吸入毒性試験において1,500 ppm (ガイダンス値換算: 4.6 mg/L) で中樞神経系の抑制作用、肝臓の小葉中心性間細(xì)胞肥大がみられた (ACGIH (7th, 2002)、EU-RAR (2006))。これらは區(qū)分2を超える用量であった。 ラットを用いた28日間強(qiáng)制経口投與毒性試験において125 mg/kg/day (90日換算: 38.9 mg/kg/day) で副腎の絶対?相対重量の増加がみられた (EU-RAR (2006))。しかし、重量変化のみであったため分類に用いなかった。 また、経皮経路では情報(bào)が得られなかった。 以上のように吸入経路、経口経路では弱い影響しかみられなかったものの、経皮経路での情報(bào)がないことから、データ不足のため分類できないとした。
吸引性呼吸器有害性
GHS分類: 分類できない 本物質(zhì)は炭化水素ではなく、動(dòng)粘性率が0.5 mm2/sec であるが、表面張力のデータがなく、ヒトでの吸引性呼吸器有害性の事例報(bào)告もないため、R65に該當(dāng)しないと記載されている (EU-RAR (2006))。すなわち、データ不足のため分類できない。