急性毒性
経口
ラットに2000 mg/kgを投與(OECD TG423, GLP)により死亡例は認められず(厚労省報告 (Access on July. 2012))、LD50値は>2000 mg/kgと推定されることから區(qū)分外とした。 GHS分類:區(qū)分外
経皮
ウサギのLD50値は1780 mg/kg(RTECS (2003):元文獻 Toxicology and Applied Pharmacology.: 28, 313, 1974))に基づき、元文獻の記載を確認の上、區(qū)分4とした。GHS分類:區(qū)分4
吸入:ガス
GHSの定義における固體である。GHS分類:分類対象外
吸入:蒸気
データなし。GHS分類:分類できない
吸入:粉じん及びミスト
データなし。GHS分類:分類できない
皮膚腐食性及び刺激性
データ不足。なお、文獻(RTECS (2003):元文獻 Toxicology and Applied Pharmacology.: 28, 313, 1974))には、ウサギを用いた試験で刺激性の程度は10段階評価でのグレード3(最大10)と記載されているが、詳細不明である。GHS分類:分類できない
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性
データ不足。なお、文獻(RTECS (2003):元文獻 Toxicology and Applied Pharmacology.: 28, 313, 1974))には、ウサギを用いた試験で刺激性の程度は10段階評価でのグレード3(最大10)と記載されているが、詳細不明である。GHS分類:分類できない
呼吸器感作性
データなし。GHS分類:分類できない
皮膚感作性
データなし。GHS分類:分類できない
生殖細胞変異原性
マウスに経口投與による骨髄を用いた小核試験(體細胞 in vivo変異原性試験)で陽性(RTECS (2003):元文獻 Mutation Research.: 208, 61, 1988)の報告があり、40 mg/kgの1用量の知見ではあるが、複數(shù)のサンプリングタイムで弱いながら反応が認められていることから、區(qū)分2とした。なお、in vitro試験では、エームス試験で陰性(厚労省報告 (2004))、チャイニーズハムスターCHL細胞を用いた染色體異常試験では陽性(厚労省報告 (2004))が報告されている。 GHS分類:區(qū)分2
発がん性
データなし。GHS分類:分類できない
生殖毒性
ラットを用いた反復(fù)経口投與毒性?生殖発生毒性併合試験(OECD TG422, GLP)において、一般狀態(tài)の観察では尿の混濁、尿比重の低下などの尿の変化が認められたが、性周期、交尾率、受胎率、交尾までの平均発情回數(shù)などの交配成績に加え、分娩および哺育狀態(tài)にも本物質(zhì)投與による異常は認められず、投與群では対照群と同様に妊娠動物の全例が生児を出産した。また、黃體數(shù)、著床數(shù)、著床率、産児數(shù)、分娩率、生存児數(shù)、出生率、新生児生存率などの発生の指標にも本物質(zhì)投與による変化はなく、さらに形態(tài)異常もいずれの出生児にも認められなかった(厚労省報告 (2004))。したがって、性機能?生殖能に対する悪影響の証拠は得られなかったが、催奇形性を含む仔の発生に及ぼす影響に関してはデータ不十分のために「分類できない」とした。GHS分類:分類できない
特定標的臓器毒性(単回ばく露)
ラットにガイダンス値範囲の上限である2000 mg/kg bwを単回経口投與(OECD TG423, GLP)後、死亡例はなく一般狀態(tài)および體重にも投與に起因する悪影響は現(xiàn)れず、剖検所見でも異常は認められなかった(厚労省報告 (Access on July. 2012))との報告により、経口投與では區(qū)分外に相當するが、その他の経路(吸入、経皮)についてはデータもなく影響が不明のため、特定標的臓器毒性(単回ばく露)の分類としては「分類できない」とした。 GHS分類:分類できない
特定標的臓器毒性(反復(fù)ばく露)
ラットを用いた反復(fù)経口投與毒性?生殖発生毒性併合試験(OECD TG422, GLP)の結(jié)果、死亡および瀕死屠殺はなく、一般狀態(tài)、血液生化學(xué)検査、剖検、病理組織學(xué)検査において投與に起因する明らかな影響は認められず、唯一の変化は尿の所見であり、40mg/kg/日(90日換算:約20 mg/kg/日)以上で尿の混濁、尿沈渣にシュウ酸カルシウム様結(jié)晶の出現(xiàn)、200 mg/kg(90日換算:約100 mg/kg/日)で尿の排世後の時間経過に伴う白濁であった(厚労省報告 (2004))。以上より、投與に関連した明らかな影響は尿の変化のみであり、ガイダンス値範囲內(nèi)の用量(100 mg/kg/日以下)で悪影響が認められていないことから、経口経路では區(qū)分外に相當する。しかし、他経路(吸入、経皮)による影響が不明のため、.特定標的臓器毒性(反復(fù)ばく露)による影響としては「分類できない」とした。 GHS分類:分類できない
吸引性呼吸器有害性
データなし。GHS分類:分類できない