急性毒性
経口
ラットのLD50値は 1000?2000 mg/kg (IUCLID (2000), Directive 84/449/EEC, B.1,GLP)および1330 mg/kg (BUA Report 255 (2006),OECD TG401)である。GHS分類:區(qū)分4
経皮
ラットのLD50値は >2000 mg/kg で死亡が認められなかった(IUCLID (2000), OECD TG 402, GLP)。GHS分類:區(qū)分外
吸入:ガス
GHSの定義における固體である。GHS分類:分類対象外
吸入:蒸気
データなし。GHS分類:分類できない
吸入:粉じん及びミスト
データなし。GHS分類:分類できない
皮膚腐食性及び刺激性
ウサギの皮膚に500 mgを4時間適用した試験(OECD TG 404)で重度の壊死が認められ、重度の損傷により試験は24時間後に中止され、本物質(zhì)は腐食性(caustic)との結(jié)果(BUA Report 255 (2006))がある。また、ウサギ1匹のみを用い、500 mgを適用した別の試験(OECD TG 404)でも、72時間後に重度の壊死のため試験が中止され、腐食性(caustic)と評価されている(BUA Report 255 (2006))。GHS分類:區(qū)分1
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性
重度の損傷を起こすことからウサギ1匹のみを用い、100 mgを適用した試験(OECD TG 405)で、72時間後に試験は中止された。刺激指數(shù)は最大110に対し38であり、結(jié)膜嚢に粘膜剝離と腐食が認められ、腐食性(caustic)との評価結(jié)果(BUA Report 255 (2006))がある。GHS分類:區(qū)分1
呼吸器感作性
データなし。GHS分類:分類できない
皮膚感作性
モルモットのマキシマイゼーション試験(OECD TG 406)において、惹起処置後全動物に紅斑と浮腫が観察され(陽性率100%(20/20))、強い感作性(highly sensitizing)との報告(BUA Report 255 (2006))がある。また、別のモルモットのマキシマイゼーション試験(Directive 84/449/EEC, B.6、GLP)でも感作あり(sensitizing)との結(jié)果(IUCLID (2000))が報告されている。GHS分類:區(qū)分1
生殖細胞変異原性
in vivo試験のデータがなく分類できない。なお、in vitro試験として、エームス試験(Directive 84/449/EEC, B.10, GLP)で陰性結(jié)果(IUCLID (2000))が報告されている。GHS分類:分類できない
発がん性
データなし。GHS分類:分類できない
生殖毒性
データなし。GHS分類:分類できない
特定標的臓器毒性(単回ばく露)
本物質(zhì)は血管運動神経を阻害すると考えられており、その結(jié)果血管拡張を起こし血圧を低下させる(BUA Report 255 (2006))との記載がある。また、ラットの急性経口毒性試験(OECD TG401; GLP)でLD50値は1350 mg/kgであり、30分後に神経過敏、振戦、よろめき、その後に鎮(zhèn)靜、運動失調(diào)、呼吸困難、體溫低下、腹臥位、筋肉のひきつりなどの中毒癥狀が観察され(BUA Report 255 (2006))、試験用量(1000, 1250, 1580 mg/kg)はガイダンス値區(qū)分2に相當していることから區(qū)分2(神経系)とした。なお、ラットに2000 mg/kgを経皮投與した試験では、被毛の亂れが1匹に見られたのみで、その他には剖検所見を含め異常が報告されていない(BUA Report 255 (2006))ことから、経皮投與では區(qū)分外相當となる。 GHS分類:區(qū)分2(心血管系、神経系)
特定標的臓器毒性(反復(fù)ばく露)
ラットの30日間、1日2回の反復(fù)投與試験(50, 100, 300 mg/kg bw)で、腎臓、肝臓の壊死や中樞神経系に悪影響を起こしたとの記載があるが、投與経路が不明なためデータ不足により分類できない。GHS分類:分類できない
吸引性呼吸器有害性
データなし。GHS分類:分類できない