急性毒性
経口
硫酸亜鉛7水和物 (CAS: 7446-20-0) においてラットにおけるLD50=1,000- 2,000 mg/kg bw (EU-RAR (2004))、1,757.17 mg/kg (雄) 1,229.27 mg/kg (雌) (農(nóng)薬工業(yè)會 (1994)) が報告されている。
これらの値を硫酸亜鉛無水物に換算するとLD50=561.5-1,123 mg/kg、986.6 mg/kg (雄)、690.2 mg/kg (雌) となり、區(qū)分4とした。
【注記】 本物質(zhì)の水和物である硫酸亜鉛1水和物 (CAS No. 7446-19-7)、及び硫酸亜鉛7水和物 (CAS No. 7446-20-0) の分類結(jié)果についても參照のこと。
経皮
データ不足により分類できない。なお、硫酸亜鉛7水和物 (CAS: 7446-20-0) においてラットにおけるLD50>2,000 mg/kg bw (EU-RAR (2004)) が報告されている。これらの値を硫酸亜鉛無水物に換算するとLD50>1,123 mg/kg bwとなる。
【注記】 本物質(zhì)の水和物である硫酸亜鉛1水和物 (CAS No. 7446-19-7)、及び硫酸亜鉛7水和物 (CAS No. 7446-20-0) の分類結(jié)果についても參照のこと。本分類は7水和物のLD50の分子量換算により分類した。
吸入:ガス
GHSの定義における固體である。
吸入:蒸気
NITE CHRIP (2012) に硫酸亜鉛7水和物 (CAS: 7446-20-0) の蒸気圧について"実質(zhì)的に 0 mmHg "との記載があり、蒸気ばく露の可能性がないと考えられる。硫酸亜鉛無水物についても同様であると考えられることから、分類対象外とした。
【注記】 本物質(zhì)の水和物である硫酸亜鉛1水和物 (CAS No. 7446-19-7)、及び硫酸亜鉛7水和物 (CAS No. 7446-20-0) の分類結(jié)果についても參照のこと。
吸入:粉じん及びミスト
データ不足のため分類できない。
【注記】 本物質(zhì)の水和物である硫酸亜鉛1水和物 (CAS No. 7446-19-7)、及び硫酸亜鉛7水和物 (CAS No. 7446-20-0) の分類結(jié)果についても參照のこと。
皮膚腐食性及び皮膚刺激性
硫酸亜鉛7水和物 (CAS: 7446-20-0) において、ウサギを用いた皮膚一次刺激性試験 (Directive 92/69/EEC B.4 および OECD guideline 404準拠) では、耳介に本物質(zhì)0.5gを4時間、半閉塞適用した結(jié)果、刺激性はみられなかった (EU-RAR (2004))。また、硫酸亜鉛7水和物において、ウサギを用いた他の皮膚一次刺激性試験では、背部皮膚2か所 (健常皮膚および損傷皮膚) に本物質(zhì)0.5gを4時間適用した結(jié)果、健常皮膚と損傷皮膚のいずれにも皮膚反応は認められなかった (農(nóng)薬工業(yè)會 (1994))。さらに、硫酸亜鉛7水和物において、EU-RAR (2004) には、「本物質(zhì)は皮膚腐食性物質(zhì)ではない」との記述があり、「EUおよびOECD ガイドライン準拠の試験に基づき、硫酸亜鉛は皮膚刺激性/腐食性物質(zhì)とは考えられない」と結(jié)論している。以上の情報に基づき區(qū)分外とした。
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性
硫酸亜鉛7水和物 (CAS: 7446-20-0) において、ウサギを用いた眼刺激性/腐食性試験 (Directive 92/69/EEC B.5 および OECD guideline 405準拠) では、角膜損傷、結(jié)膜発赤、結(jié)膜浮腫および眼脂がみられた。下眼瞼組織、瞬膜及び/もしくは強膜に黃色/白色斑が適用後7日からみられ、いずれも試験期間內(nèi)に回復(fù)しなかった (EU-RAR (2004))。EU-RAR (2004) には、「これらの黃色/白色斑は壊死の徴候である」と記載されており、「ECクライテリアでは、本物質(zhì)は眼に重度の刺激を引き起こすと考えられ、「R41」相當とするべきである」との記載がある。また、硫酸亜鉛は、EU DSD分類では「R41」、EU CLP分類において「Eye dam. 1 H318」に分類されている。以上の情報に基づき區(qū)分1とした。
呼吸器感作性
呼吸器感作性:データ不足のため分類できない。
皮膚感作性
皮膚感作性:データ不足のため分類できない。
【注記】 本物質(zhì)の水和物である硫酸亜鉛1水和物 (CAS No. 7446-19-7)、及び硫酸亜鉛7水和物 (CAS No. 7446-20-0) の分類結(jié)果についても參照のこと。
生殖細胞変異原性
データ不足のため分類できない。すなわち、ほとんどの硫酸亜鉛の情報は、無水物、水和物の記載がない。無水物と記載された情報は、マウスのin vivoコメットアッセイの陽性結(jié)果 (NITE (2008)) のみである。なお、硫酸亜鉛 (無水物、水和物の記載なし) のin vivoの情報は、染色體異常、小核、優(yōu)性致死試験のいずれも陰性の結(jié)果である (NITE (2008)、EU-RAR (2004)、ATSDR (2009)、EHC (2001)、IUCLID (2000)、HSDB (Access on June 2013))。また、硫酸亜鉛 (無水物、水和物の記載なし) のin vitroの情報は、細菌の復(fù)帰突然変異試験 (NITE (2008)、EU-RAR (2004)、ATSDR (2009)、EHC (2001)、IUCLID (2000)、HSDB (Access on June 2013))、哺乳類培養(yǎng)細胞の染色體異常試験 (NITE (2008)、EU-RAR (2004)、IUCLID (2000)、HSDB (Access on June 2013)) で陰性、哺乳類培養(yǎng)細胞のHGPRT遺伝子突然変異試験 (IUCLID (2000)) で陽性である。なお、舊分類では體細胞in vivo変異原性試験 (小核試験、染色體異常試験) で陽性としているが、EU-RAR (2004)、EHC (2001) では陰性と評価していることから、陰性と判斷した。
【注記】 本物質(zhì)の水和物である硫酸亜鉛1水和物 (CAS No. 7446-19-7)、及び硫酸亜鉛7水和物 (CAS No. 7446-20-0) の分類結(jié)果についても參照のこと。
発がん性
既存分類や毒性情報がないため、「分類できない」とした。
生殖毒性
EHC 221 (2001)、EU-RAR (2004)、ATSDR (2005) の記述から親動物の一般毒性に関する記述は不明であるが、生殖発生毒性 (妊娠率の低下、著床數(shù)の減少、授精能の低下) がみられていることから、分類ガイダンスに従って、區(qū)分2に分類した。