急性毒性
経口
【分類根拠】 (1)~(3) より、區(qū)分4とした。
【根拠データ】 (1) ラットのLD50: 雄: 800 mg/kg (ACGIH (7th, 2001)、GESTIS (Access on May 2020)、HSDB (Access on May 2020)) (2) ラットのLD50: 800 mg/kg (MOE初期評価第13巻 (2015)、GESTIS (Access on May 2020)) (3) ラットのLD50: 雌: 15.4 mmol/kg (1,671 mg/kg) (HSDB (Access on May 2020))
経皮
【分類根拠】 (1)~(3) より、區(qū)分2とした。
【根拠データ】 (1) モルモットのLD50: 126 mg/kg (MOE初期評価第13巻 (2015)) (2) モルモットのLD50: 126~1,258 mg/kg (ACGIH (7th, 2001)、HSDB (Access on May 2020)) (3) モルモットのLD50: 127~1,270 mg/kg (GESTIS (Access on May 2020))
吸入: ガス
【分類根拠】 GHSの定義における液體であり、區(qū)分に該當しない。
吸入: 蒸気
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 なお、舊分類の情報源は現(xiàn)在確認できないため、根拠としなかった。
吸入: 粉じん及びミスト
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。
皮膚腐食性及び皮膚刺激性
【分類根拠】 (1)~(3) より、區(qū)分1とした。
【根拠データ】 (1) 本物質(zhì)は眼、皮膚、気道に対して腐食性を示し、皮膚に付いたり眼に入ると、発赤、痛み、重度の熱傷を生じる (ACGIH (7th, 2001)、MOE初期評価第13巻 (2015))。 (2) 本物質(zhì)のウサギを用いた皮膚刺激性試験で局在した壊死が観察され、後に痂皮を形成した (GESTIS (Access on May 2020))。 (3) 本物質(zhì)のpH (20℃) は< 1である (GESTIS (Access on May 2020))。
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性
【分類根拠】 (1)~(4) より、區(qū)分1とした。
【根拠データ】 (1) 本物質(zhì)は眼、皮膚、気道に対して腐食性を示し、皮膚に付いたり眼に入ると、発赤、痛み、重度の熱傷を生じる (ACGIH (7th, 2001)、MOE初期評価第13巻 (2015))。 (2) 本物質(zhì)の50%水溶液 (一滴、pH 0.5~1) のウサギを用いた眼刺激性試験で角膜の混濁と壊死が1時間後にみられている (GESTIS (Access on May 2020))。 (3) 本物質(zhì)のpH (20℃) は< 1である (GESTIS (Access on May 2020))。 (4) 本物質(zhì)は皮膚腐食性 (區(qū)分1) に區(qū)分されている。
呼吸器感作性
【分類根拠】 データ不足のため、分類できない。
皮膚感作性
【分類根拠】 (1) より、區(qū)分に該當しないとした。
【根拠データ】 (1) 本物質(zhì)はモルモットの皮膚感作性試験で陰性であった (ACGIH (7th, 2001)、GESTIS (Access on May 2020)、HSDB (Access on May 2020)、REACH登録情報 (Access on July 2020))。
生殖細胞変異原性
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。
【根拠データ等】 (1) in vitroでは、細菌の復(fù)帰突然変異試験で陰性の報告がある (MOE初期評価第13巻 (2015))。
発がん性
【分類根拠】 データがなく分類できない。
生殖毒性
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。
【參考データ等】 (1) 本物質(zhì)の光學(xué)異性體 (L-CPA) のラットを用いた混餌投與による2世代生殖毒性試験において、親動物毒性 (神経癥狀 (外部刺激によって引き起こされるようにみえるケージ咬み及び挙尾等、不安定歩行、振戦、間代性痙攣)、切迫屠殺) がみられる用量で、児動物の死亡の増加 (詳細不明) がみられている (REACH登録情報 (Access on Jun 2020))。 (2) ラットに混餌投與した試験において、0.1%濃度では38日間 (78 mg/kg/day)、0.25%濃度では42日間 (171 mg/kg/day)、1%濃度では7日間 (320 mg/kg/day) 投與した結(jié)果、各群で精巣と精上皮の萎縮がみられた (MOE初期評価第13巻 (2015))。 (3) 雄ラットに本物質(zhì)のNa塩 353 mg/kg/dayを12週間混餌投與した試験において、後肢の脫力、歩行異常、體重増加抑制が認められた。神経系に対する影響として、頸骨神経及び腓腹神経の伝導(dǎo)速度の有意な遅延、頸骨神経の面積、周囲長、直徑の有意な低下がみられた。雄性生殖器系に対する影響として、精巣?精巣上體の絶対重量低下、精巣で成熟停止、生殖細胞の変性、精細管では生殖細胞は著明に減少し、成熟した精子細胞や精子はなく、重度の精細管內(nèi)水腫がみられ、セルトリ細胞のみになった精細管もみられている (MOE初期評価第13巻 (2015))。
特定標的臓器毒性 (単回ばく露)
【分類根拠】 (1)~(3) より、區(qū)分2 (中樞神経系)、區(qū)分3 (気道刺激性) とした。 利用可能な情報を精査し、分類結(jié)果を変更した。
【根拠データ】 (1) 蒸気は気道を刺激することが予想されるとの報告がある (ACGIH (7th, 2001)) (2) ラットを用いた4時間吸入ばく露試験 (700 mg/m3、區(qū)分1の範囲) の結(jié)果、ばく露初日に眼と呼吸器への刺激がみられた (GESTIS (Access on May 2020))。 (3) ラットを用いた単回経口投與試験 (800 mg/kg體重、區(qū)分2の範囲) の結(jié)果、血尿、痙攣、疲労感、振戦がみられ、生存動物では小脳損傷がみられた (GESTIS (Access on May 2020))。
特定標的臓器毒性 (反復(fù)ばく露)
【分類根拠】 (1)、(2) より、區(qū)分2 (中樞神経系、生殖器 (男性)) とした。
【根拠データ】 (1) ラットを用いた混餌による反復(fù)投與毒性試験 (0.1、0.25、0.5、1% (78、171、220、207~330 mg/kg/day相當)、0.1%は38日間、0.25%は42日間投與、0.5%以上は死亡を含む一般狀態(tài)の悪化のためそれぞれ投與6日、投與4日で試験終了) において、0.1% (78 mg/kg/day相當 (90日換算: 33 mg/kg/day、區(qū)分2の範囲)) 以上で精巣と精上皮 (精細管上皮細胞)の萎縮、0.25% (171 mg/kg/day相當 (90日換算: 80 mg/kg/day、區(qū)分2の範囲)) で體重増加抑制、運動失調(diào)の兆候と刺激 (特に音) に対する感受性の増加、小脳顆粒細胞の壊死がみられた (ACGIH (7th, 2001)、MOE初期評価第13巻 (2015))。 (2) ラットを用いた3ヵ月間の混餌投與試験において、62 mg/kg/day (區(qū)分2の範囲) では一過性の過敏反応がみられ、325 mg/kg/day (區(qū)分2超) で體重増加抑制、運動失調(diào)、音に対する驚愕反射の増強、前肢及び後肢の握力低下、攣縮、振戦、著地時の後肢開腳、過敏反応、運動失調(diào)、振戦がみられ、血清ALT及びALPの上昇、小脳皮質(zhì)の顆粒層で多巣性の神経節(jié)細胞の壊死、雄で精上皮の変性を伴った精巣重量の減少もみられた (MOE初期評価第13巻 (2015))。
【參考データ等】 (3) 雄ラットに本物質(zhì)のNa塩 353 mg/kg/dayを12週間混餌投與した試験において、後肢の脫力、歩行異常、體重増加抑制が認められた。神経系に対する影響として、頸骨神経及び腓腹神経の伝導(dǎo)速度の有意な遅延、頸骨神経の面積、周囲長、直徑の有意な低下がみられた。雄性生殖器系に対する影響として、精巣?精巣上體の絶対重量低下、精巣で成熟停止、生殖細胞の変性、精細管では生殖細胞は著明に減少し、成熟した精子細胞や精子はなく、重度の精細管內(nèi)水腫がみられ、セルトリ細胞のみになった精細管もみられている (MOE初期評価第13巻 (2015))。
誤えん有害性*
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。
* JIS Z7252の改訂により吸引性呼吸器有害性から項目名が変更となった。本有害クラスの內(nèi)容に変更はない。