急性毒性
経口
ラットのLD50値が > 2000 (OECD TG 401), 3700 mg/kg(JMPR (1992))により、JIS分類基準の區(qū)分外(國連分類基準の區(qū)分 5又は區(qū)分外)
経皮
ラットのLD50値が > 2000 mg/kg(EPA TG 81-2)(JMPR (1992))により、JIS分類基準の區(qū)分外(國連分類基準の區(qū)分 5又は區(qū)分外)
吸入
吸入(粉じん): ラットのLC50値は > 3.29 mg/L/4h (JMPR (1992))、 > 5.16 mg/L/4h(OECD TG 403)(IUCLID (2000))とあるが、區(qū)分外にはできず分類できないとした。なお、被験物質(zhì)の飽和蒸気圧濃度は 6.66E-008 mg/L であり、試験濃度 > 3.29, > 5.16 mg/L は飽和蒸気圧濃度を超える値であるから、粉じんと判斷した。
吸入(蒸気): データなし
吸入(ガス): GHSの定義における固體である。
皮膚腐食性?刺激性
ウサギを用いた試験(US EPA Guideline 81-5)で、刺激性なし(IUCLID (2000))とあり、區(qū)分外とした。
眼に対する重篤な損傷?刺激性
ウサギを用いた試験(US EPA Guideline 81-4)で、軽度の刺激性(IUCLID (2000))を示したことから區(qū)分 2Bとした。なお、結(jié)膜刺激は試験期間にわたり減少し、試験7日までに完全に消失したとある。
呼吸器感作性又は皮膚感作性
皮膚感作性:モルモットを用いた試験で、皮膚感作性の証拠は観察されなかった(JMPR(1977)との記載があり、他のモルモットを用いた試験(BuehlerTest,USEPAGuideline81-6)では非感作性物質(zhì)(IUCLID(2000))とあるが、データ不足で分類できないとした。
呼吸器感作性:データなし
生殖細胞変異原性
マウスを用いた経口(混餌)投與による49日間の優(yōu)性致死試験(生殖細胞 in vivo 経世代変異原性試験)で陰性の結(jié)果(JMPR (1992)、IUCLID (2000))が得られていることから、區(qū)分外とした。なお、in vitro変異原性試験(エームス試験、大腸菌を用いる突然変異試験、CHO細胞を用いる突然変異試験及び染色體異常試験)の結(jié)果はいずれも陰性(JMPR (1992))である。
発がん性
ラットを用いた52、104週間の経口(混餌)投與試験で、雄の精巣に間質(zhì)性細胞腫瘍の発生率の上昇が認められ、他のラットを用いた24ヶ月間の経口(混餌)投與試験では乳腺の下垂體性腺腫と腺癌と線維腺腫の発生が見られた(JMPR (1995))とある。また、マウスを用いた99週間の経口(混餌)投與試験で、雄と雌で良性または悪性肝臓腫瘍、雌の卵巣で黃體腫の発生率の上昇が認められた。他のマウスを用いた18ヶ月間の経口(混餌)投與試験で、発生した腫瘍は、脾臓、リンパ節(jié)と胸腺を含むリンパ肉腫だった(JMPR (1995))とあり、更に、EUの発がん性評価ではカテゴリー3に分類されていることから、區(qū)分 2とした。
生殖毒性
ラットを用いた混餌投與による2世代試験において、親動物の一般毒性(體重及び摂餌量の低下)が発現(xiàn)している高用量群(3000 ppm)で同腹生存仔數(shù)の減少が記述されている(JMPR (1992))こと、さらに器官形成期に経口投與した試験において、ラットでは親動物の體重及び摂餌量が低下した高用量群(400 mg/kg/day)で著床數(shù)の減少があり(JMPR (1992))、ウサギの場合も體重及び摂餌量の低下した高用量群(200 mg/kg/day)で流産及び著床後胚損失率の増加が認められた(JMPR (1992))ことから區(qū)分 2とした。
特定標的臓器?全身毒性(単回ばく露)
ラットを用いた経口投與試験で、用量2000 mg/kg以上で生き殘っている動物は、無気力、減少した自発運動量、うつ伏せの姿勢、運動失調(diào)、無意識、呼吸不規(guī)則、立毛、育たない狀況、色素性環(huán)狀分泌、背中を丸め痩せた體形、下痢と減少した體溫を占めた。用量900又は1342mg/kgでは、無気力、減少した自発運動量、運動失調(diào)、うつぶせ姿勢の兆候が観察された(IUCLID (2000))とあり、區(qū)分 2(神経系)とした。なお、 ウサギを用いた経皮試験において、用量2000 mg/kg肉眼的検視では10匹中8匹で異常はなく、殘りの2匹では、1匹(実験中首回りと一緒に口を切ったと記録されている)の動物で口の周囲の皮膚に赤い染色、鼻孔の周囲の毛皮に明確な分泌物、膨張した腹部と小腸、盲腸そして異常な內(nèi)容物のある胃、血管が新生された胃と盲腸を含むとあるが、これらの観察はイプロジオンに明白に起因するものではないとしている(IUCLID (2000))。また、ラットを用いた吸入試験において、用量5.16 mg/L/4hで臨床徴候は不明確でばく露の日とばく露後最高2日間観察され、兆候は眼瞼けいれん、眼周囲と鼻周囲の濕りと外被(亂れた毛皮、毛皮の白い粉)を含んだ(IUCLID (2000))とあるが、ガイダンス値を超えている。
特定標的臓器?全身毒性(反復(fù)ばく露)
ラットの52週間の経口(混餌)投與試験において、1600 ppm(換算値:80 mg/kg bw/day)で髄外造血とヘモジデリン沈著の発生率の増加が雌の脾臓で見られた(JMPR (1995)) とあり、區(qū)分 2(造血系)とした。 なお、マウスの99週間の経口(混餌)投與試験において、腎臓は一様でない皮質(zhì)瘢痕化と変形し4000ppmの雌でより高い発生率で観察され、肝臓において増大した好酸性脂肪を含む肝細胞の増加が最高用量で雄?雌で観察され、小葉中心部肝細胞増大は800ppm(換算値:120 mg/kg bw/day)の雌と4000ppmの雄?雌で観察された。色素性大食細胞と小葉中心部肝細胞空胞形成は4000ppmの雄で見られ、脾臓のヘモジデリン沈著、アミロイド沈著そして腎臓で皮質(zhì)瘢痕化になることは最高用量の雌のマウスで報告された(JMPR (1995))とあり、マウスの28日間の経口(混餌)投與試験において、6000ppm以上のばく露で運動失調(diào)と無気力になり、肝臓は6000ppm以上で小さな斑點で覆われた狀態(tài)であり、肝細胞空胞形成と焦點性好酸性退化の発生率が上昇した。15000ppmでは肉芽腫炎癥(おそらく異物に反応して)が心臓、肝臓と腎臓で観察された(JMPR (1992))とあり、マウスの4週間の経口(混餌)投與試験において、うつ狀態(tài)と運動失調(diào)は、6000ppm以上で観察され、。肉眼的検視は1900ppm(雄:366 mg/kg bw/day、雌:439 mg/kg bw/day)以上で肝臓で白色の病巣が見られ、6000ppm以上で小さな斑點で覆われた狀態(tài)、9500と15000ppmで肝臓腫脹、白い病巣と肉芽腫炎癥が多數(shù)の組織で観察された。1件の肉芽腫障害は6000ppmで肝臓で観察され、5件は9500ppmで膀胱で観察された。組織と異物タイプ巨細胞の紡錘狀の鮮明なスペースの存在は結(jié)晶形成に対する反応を示唆した(JMPR (1992))とあり、マウスの4週間の経口(混餌)投與試験において、 6000ppm以上で結(jié)晶性の沈著物と肝臓に対する影響が観察され、結(jié)晶沈著物の周囲の肉芽腫障害は、膀胱、時折肝実質(zhì)、心筋、橫隔膜筋肉と骨格の筋肉で見つかった。結(jié)晶がイプロジオン(32490のR.P.)の主な代謝物質(zhì)を含むと推測され、それは肝臓で確認された。肝臓影響は、増加した重さ、著しい試験の血の気がなくまだらの外観と肝小葉中心部で非常に均一な面積の肝細胞腫張を含んだ。精巣と脾臓の病理組織學(xué)的変化は、6000ppmを上回った服用レベルで観察された(JMPR (1992))とあり、ラットの3ヶ月間の経口(混餌)投與試験において、微細な調(diào)査結(jié)果は、肝臓、脾臓と胸腺で高用量で観察された(JMPR (1992))とあるが、いずれもガイダンス値を超えている。
吸引性呼吸器有害性
データなし