急性毒性
経口
GHS分類: 區(qū)分3 ラットのLD50値として、159 mg/kg (ATSDR (2004))、202 mg/kg (環(huán)境省リスク評価第11巻 (2013)) に基づき、區(qū)分3とした。
経皮
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。
吸入:ガス
GHS分類: 分類対象外 GHSの定義における固體である。
吸入:蒸気
GHS分類: 分類対象外 GHSの定義における固體である。
吸入:粉じん及びミスト
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。
皮膚腐食性及び皮膚刺激性
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。なお、本物質(zhì)は機械的刺激を引き起こすことがあるとの記載がある (環(huán)境省リスク評価第11巻 (2013))。
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。なお、本物質(zhì)は機械的刺激を引き起こすことがあるとの記載がある (環(huán)境省リスク評価第11巻 (2013))。
呼吸器感作性
GHS分類: 區(qū)分1 日本産業(yè)衛(wèi)生學(xué)會はコバルト化合物として気道感作性第1群としている (日本産業(yè)衛(wèi)生學(xué)會 許容濃度の勧告 (2015))。以上から區(qū)分1とした。なお、感作性に関わる全ての物質(zhì)が同定されているわけではないとの記載がある (日本産業(yè)衛(wèi)生學(xué)會 許容濃度の勧告 (2015))。
皮膚感作性
GHS分類: 區(qū)分1 日本産業(yè)衛(wèi)生學(xué)會はコバルト化合物として皮膚感作性第1群としている (日本産業(yè)衛(wèi)生學(xué)會 許容濃度の勧告 (2015))。以上から區(qū)分1とした。なお、感作性に関わる全ての物質(zhì)が同定されているわけではないとの記載がある (日本産業(yè)衛(wèi)生學(xué)會 許容濃度の勧告 (2015))。なお、本物質(zhì)はEU CLP分類において「Skin sens. 1 H317」に分類されている (ECHA CL Inventory (Access on September 2015))。
生殖細(xì)胞変異原性
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。
発がん性
一方、実験動物では本物質(zhì)粉末 (酸化コバルト) をラットに筋肉內(nèi)注射 (20~30 mg/rat、単回) した2件の試験で、25~74週間後、注射部位局所に肉腫が認(rèn)められたとの結(jié)果、酸化コバルト粉末の生理食塩水中縣濁液をラットに一定間隔で気管內(nèi)注入した試験で、2年後に発生頻度は低いが、良性又は悪性の肺腫瘍の発生を増加させたとの結(jié)果、さらに、ラットを用いた酸化コバルト粉末を皮下注射、又は腹腔內(nèi)注射した試験でも、局所の腫瘍 (組織球腫、肉腫、中皮腫) の発生増加が認(rèn)められたとの陽性の結(jié)果が得られている (IARC 52 (1991))。他方で、酸化コバルト粉じんをハムスターに吸入ばく露 (10 mg/m3、生涯ばく露) した試験では陰性であったとの報告もあるが、IARCは酸化コバルトは実験動物では発がん性の十分な証拠があると結(jié)論し、コバルト、及びコバルト化合物全體の発がん性を「グループ2B」に分類した (IARC 52 (1991))。この他、ACGIH がコバルト (金屬元素及び無機化合物) に対し「A3」に (ACGIH (7th, 2001))、日本産業(yè)衛(wèi)生學(xué)會がコバルト、及びコバルト化合物に対し「2B」に分類している (日本産業(yè)衛(wèi)生學(xué)會許容濃度の勧告 (2015))。以上より、分類ガイダンスに従い、本項は區(qū)分2とした。 なお、IARCは2006年に金屬コバルト粒子の発がん性評価を行い、タングステン?カーバイドを含む金屬コバルトへの製造施設(shè)での職業(yè)ばく露に対しては肺がんのリスク増加に対して、限定的な証拠があり、グループ2Aとしたが、金屬コバルトへの単獨ばく露に対しては、グループ2Bに分類している (IARC 86 (2006))。
GHS分類: 區(qū)分2 本物質(zhì)自體ではないが、コバルト、又はコバルト化合物への職業(yè)ばく露と肺がん死亡との関連性を示唆した疫學(xué)研究が複數(shù)あったが、いずれもIARCによる評価で、ニッケル、砒素などと同時にばく露された集団、又は他の硬金屬粉じんへの同時ばく露を受けた集団で、コバルト単獨ばく露による影響ではなく、ヒトでの発がん性に関しては評価可能な情報は不十分であると結(jié)論された (IARC 52 (1991))。
生殖毒性
GHS分類: 分類できない デ-タ不足のため分類できない。
特定標(biāo)的臓器毒性(単回ばく露)
GHS分類: 區(qū)分1 (肝臓)、區(qū)分2 (心臓) 本物質(zhì)のヒトデータはない。実験動物については、ラットの経口投與(157.3 mg/kg、區(qū)分1相當(dāng)用量) で、肝臓の充血、肝細(xì)胞の器質(zhì)的変化の報告、ラットの経口投與 (795 mg/kg、區(qū)分2相當(dāng)) で、心臓間質(zhì)性細(xì)胞の増殖、心筋線維の肥大、変性の報告があるのみである (ATSDR (2004))。以上より、心臓、肝臓を標(biāo)的臓器とし、區(qū)分1 (肝臓)、區(qū)分2 (心臓) とした。
特定標(biāo)的臓器毒性(反復(fù)ばく露)
GHS分類: 區(qū)分1 (呼吸器、甲狀腺、血液系) ヒトで本物質(zhì)自體へのばく露が明らかな有害性情報はない。 コバルト及びコバルト化合物のヒトでの健康影響に関し以下の知見があり、本物質(zhì)の有害性評価に利用が可能と考えられる。すなわち、ダイヤモンドの研磨作業(yè)中に飛散したコバルトにばく露された作業(yè)者では咳など呼吸器癥狀の主訴、高濃度ばく露癥例では肺機能への影響 (努力肺活量、1秒量、最大中間呼気流量の有意な減少) がみられた (環(huán)境省リスク評価第11巻 (2013)、CICAD 69 (2006)、ACGIH (7th, 2001)) との記述、コバルト精錬所の作業(yè)者では、皮膚病変 (濕疹、紅斑)、呼吸器癥狀 (呼吸困難、喘鳴、慢性気管支炎)、肺機能の低下、貧血所見 (赤血球數(shù)數(shù)、ヘモグロビン量、ヘマトクリット値の減少)、甲狀腺機能影響 (T3の低値、甲狀腺ホルモンの異常値) がみられた (環(huán)境省リスク評価第11巻 (2013)、CICAD 69 (2006)、ACGIH (7th, 2001)) との記述がある。このうち、皮膚病変は皮膚感作性による影響と考えられ、特定標(biāo)的臓器の対象外の所見と判斷した。 実験動物ではハムスターに本物質(zhì) (酸化コバルト) を生涯吸入ばく露した試験で、10 mg/m3 (ガイダンス値換算: 0.0083 mg/L/6 hr/day) で肺気腫、肺胞上皮及び遠(yuǎn)位気管支に増殖性変化がみられた (環(huán)境省リスク評価第11巻 (2013)、CICAD 69 (2006)) との記述がある。 以上、ヒトでのコバルト及びコバルト化合物の反復(fù)ばく露による影響を本物質(zhì)の反復(fù)ばく露影響とみなすことは妥當(dāng)であると考え、本項は區(qū)分1 (呼吸器、甲狀腺、血液系) とした。
吸引性呼吸器有害性
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。