急性毒性
経口
【分類根拠】 (1)より、區(qū)分に該當(dāng)しない(國(guó)連分類基準(zhǔn)の區(qū)分5)。
【根拠データ】 (1)ラットのLD50:3,500~4,700 mg/kgの間(SIAR (2002)、NITE初期リスク評(píng)価書 (2007)、ACGIH (2011)、産衛(wèi)學(xué)會(huì)許容濃度の暫定値の提案理由書 (2020)、MOE初期評(píng)価 (2015)、AICIS IMAP (2020)、EHC 186 (1996))
経皮
【分類根拠】 (1)~(3)より、區(qū)分に該當(dāng)しない。
【根拠データ】 (1)ウサギのLD50:15,400 mg/kg(SIAR (2002)、NITE初期リスク評(píng)価書 (2007)、ACGIH (2011)) (2)ウサギのLD50:17,800 mg/kg(産衛(wèi)學(xué)會(huì)許容濃度の暫定値の提案理由書 (2020)、AICIS IMAP (2020)) (3)ウサギのLD50:77,400 mg/kg(EHC 186 (1996))
吸入: ガス
【分類根拠】 GHSの定義における液體であり、區(qū)分に該當(dāng)しない。
吸入: 蒸気
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。
吸入: 粉じん及びミスト
【分類根拠】 (1)より、區(qū)分に該當(dāng)しない。なお、ばく露濃度は飽和蒸気圧濃度(38.55 mg/L)より高いため、ミストと判斷した。新たな知見に基づき、分類結(jié)果を変更した。
【根拠データ】 (1)ラットのLC50(2時(shí)間):55 mg/L (4時(shí)間換算:27.5 mg/L)(MOE初期評(píng)価 (2015))
皮膚腐食性及び皮膚刺激性
【分類根拠】 (1)~(3)より、區(qū)分に該當(dāng)しない(國(guó)連分類基準(zhǔn)の區(qū)分3)。
【根拠データ】 (1)モルモットを用いた皮膚刺激性試験において、軽度の刺激性を示したとの報(bào)告がある(NITE初期リスク評(píng)価書 (2008))。 (2)ウサギ(n = 6)を用いた皮膚刺激性試験(OECD TG 404相當(dāng)、半閉塞、4時(shí)間適用、72時(shí)間観察)において、皮膚一次刺激指數(shù)(PII)は0であった(紅斑?痂皮スコア:0/0/0/0/0/0、浮腫スコア:0/0/0/0/0/0)との報(bào)告がある(REACH登録情報(bào) (Accessed Nov. 2021))。 (3)ウサギを用いた皮膚刺激性試験(4時(shí)間適用、24時(shí)間観察)において、観察期間中に刺激はみられなかったとの報(bào)告がある(産衛(wèi)學(xué)會(huì)許容濃度の暫定値の提案理由書 (2020))。
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性
【分類根拠】 (1)~(4)より、區(qū)分に該當(dāng)しない。なお、新たな知見に基づき、分類結(jié)果を変更した。
【根拠データ】 (1)ウサギの結(jié)膜嚢に本物質(zhì)粉末0.05 mLを適用した結(jié)果、1時(shí)間後にほとんど認(rèn)知できない程度のわずかな発赤がみられた(産衛(wèi)學(xué)會(huì)許容濃度の暫定値の提案理由書 (2020))。 (2)ウサギ(n = 8)を用いた眼刺激性試験(10日観察)において、観察期間中に眼の刺激性所見はみられなかった(産衛(wèi)學(xué)會(huì)許容濃度の暫定値の提案理由書 (2020)、REACH登録情報(bào) (Accessed Nov. 2021))。 (3)本物質(zhì)はウサギの眼に軽微な刺激性を示した(NITE 初期リスク評(píng)価書 (2008)、Patty (6th, 2012))。 (4)ウサギを用いた2つの眼刺激性試験において、無(wú)影響又は軽度の刺激性が示された(SIAR (2001)、AICIS Existing Chemical Hazard Assessment (2009))。
呼吸器感作性
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。
皮膚感作性
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。
【參考データ等】 (1)モルモットを用いた皮膚感作性試験において皮膚感作性を示さなかったとする報(bào)告が得られているが、試験條件等の詳細(xì)は不明である(NITE初期リスク評(píng)価書 (2008)、Patty (6th 2012))。
生殖細(xì)胞変異原性
【分類根拠】 (1)、(2)より、區(qū)分に該當(dāng)しない。なお、新たな知見に基づき、分類結(jié)果を変更した。
【根拠データ】 (1)In vivoでは、マウスの骨髄を用いた2つの小核試験の報(bào)告があり、1つは単回腹腔內(nèi)投與(39~194 mg/kg)で陽(yáng)性、他の1つは単回腹腔內(nèi)投與(438~1,750 mg/kg)で陰性と報(bào)告されている(産衛(wèi)學(xué)會(huì)許容濃度の暫定値の提案理由書 (2020)、NITE初期リスク評(píng)価書 (2008))。両試験に使用された媒體が異なり、前者の陽(yáng)性は媒體(DMSO)の影響による可能性(後者の媒體はコーン油)が指摘されている。前者の試験結(jié)果の判定については、曖昧な結(jié)果(equivocal)とする報(bào)告もある(AICIS Existing Chemical Hazard Assessment (2008))。 (2)In vitroでは、細(xì)菌を用いた複數(shù)の復(fù)帰突然変異試験、ほ乳類培養(yǎng)細(xì)胞(マウスリンパ腫培養(yǎng)細(xì)胞(L5178Y株))を用いた遺伝子突然変異試験、同CHO細(xì)胞及びCHL細(xì)胞を用いた染色體異常試験(後者は-S9のみ)及びヒト末梢血リンパ球を用いた2つの小核試験(1つは-S9のみ)で、全て陰性の結(jié)果が得られている(NITE初期リスク評(píng)価書 (2008)、AICIS Existing Chemical Hazard Assessment (2008)、産衛(wèi)學(xué)會(huì)許容濃度の暫定値の提案理由書 (2020))。
発がん性
【分類根拠】 國(guó)內(nèi)外の評(píng)価機(jī)関による既存分類結(jié)果はないが、(1)より動(dòng)物種2種で陰性の結(jié)果が得られていることから、區(qū)分に該當(dāng)しない。なお、ガイダンスに従い、分類結(jié)果を変更した。
【根拠データ】 (1)ラット及びマウス(50匹/種/性/群)を用いた2年間混餌投與による発がん性試験において、ラットは最大0.5%(5,000 ppm:約250 mg/kg/day)、マウスも最大0.5%(5,000 ppm:約650 mg/kg/day)まで、雌雄ともに投與に関連した腫瘍発生の増加は認(rèn)められなかった(NCI TR121 (1979)、産衛(wèi)學(xué)會(huì)許容濃度の暫定値の提案理由書 (2020)、MOE初期評(píng)価 (2012)、NITE初期リスク評(píng)価書 (2008)、AICIS Existing Chemical Hazard Assessment (2008)、SIAR (2001))。
【參考データ等】 (2)本物質(zhì)へのばく露が最も高濃度と考えられたポリエステル繊維を生産する労働者の集団において、全死亡率、全がん、肺がん、膀胱がん死亡率の増加はみられなかった(産衛(wèi)學(xué)會(huì)許容濃度の暫定値の提案理由書 (2020))。
生殖毒性
【分類根拠】 (1)、(2)より區(qū)分に該當(dāng)しない。なお、ガイダンスに従い、分類結(jié)果を変更した。
【根拠データ】 (1)ラットを用いた混餌投與による1世代生殖毒性試験(雄:115日間、雌:交配6日前から哺育期間まで)において、最高用量の1%(約636 mg/kg/day)まで親動(dòng)物の生殖能に有害影響はみられなかった。児動(dòng)物には0.5%以上で軽微な影響として離乳時(shí)體重の低値がみられたのみであったとの報(bào)告がある(産衛(wèi)學(xué)會(huì)許容濃度の暫定値の提案理由書 (2020)、MOE初期評(píng)価 (2012)、NITE初期リスク評(píng)価書 (2007)、AICIS Existing Chemical Hazard Assessment (2008)、SIAR (2001))。 (2)雌ラットを用いた強(qiáng)制経口投與による発生毒性試験(妊娠7~16日)において、1,000 mg/kg/dayで母動(dòng)物、胎児に影響はみられなかったとの報(bào)告がある(産衛(wèi)學(xué)會(huì)許容濃度の暫定値の提案理由書 (2020)、MOE初期評(píng)価 (2012)、NITE初期リスク評(píng)価書 (2007)、AICIS Existing Chemical Hazard Assessment (2008))。
【參考データ等】 (3)雌ラットを用いた吸入ばく露試験(1 mg/m3、24時(shí)間/日、妊娠期間中、試験の詳細(xì)不明)において、胎児への影響はみられなかった。(産衛(wèi)學(xué)會(huì)許容濃度の暫定値の提案理由書 (2020)、MOE初期評(píng)価 (2012)、AICIS Existing Chemical Hazard Assessment (2008)、SIAR (2001))。
特定標(biāo)的臓器毒性 (単回ばく露)
【分類根拠】 (1)、(2)より、區(qū)分3(気道刺激性)とした。
【根拠データ】 (1)ヒトにおいて本物質(zhì)のダストのばく露による皮膚炎、蒸気あるいはダストによる呼吸器への刺激性を示したとの報(bào)告がある(NITE初期リスク評(píng)価書 (2007))。 (2)ラットを用いた単回吸入ばく露試験(2時(shí)間)において、6 mg/L(4時(shí)間換算:3 mg/L、區(qū)分2の範(fàn)囲)で顕著な気道刺激、粘膜の充血、刺激時(shí)の過(guò)剰興奮、不規(guī)則呼吸、チアノーゼがみられたとの報(bào)告がある(SIAR (2001)、PubChem (Accessed Nov. 2021))。
特定標(biāo)的臓器毒性 (反復(fù)ばく露)
【分類根拠】 (1)~(4)より、経口経路では區(qū)分に該當(dāng)しないが、その他の経路ではデータ不足のため分類できない。
【根拠データ】 (1)ラット及びマウスを用いた混餌投與による13週間及び96日間反復(fù)経口投與試験において、10,000~20,000 ppm及び10,000 ppmの間(區(qū)分に該當(dāng)しない範(fàn)囲)で體重増加抑制や尿pH低下などの癥狀がみられたとの報(bào)告がある(産衛(wèi)學(xué)會(huì)許容濃度の暫定値の提案理由書 (2020)、MOE初期評(píng)価 (2012)、NITE初期リスク評(píng)価書 (2008)、AICIS Existing Chemical Hazard Assessment (2008))。 (2)ラット及びマウスを用いた混餌投與による103週間反復(fù)経口投與試験において、5,000 ppm(250 mg/kg/day(ラット)、650 mg/kg/day(マウス)、區(qū)分に該當(dāng)しない範(fàn)囲)で慢性腎炎の増加などの癥狀がみられたとの報(bào)告がある(産衛(wèi)學(xué)會(huì)許容濃度の暫定値の提案理由書 (2020)、MOE初期評(píng)価 (2012)、NITE初期リスク評(píng)価書 (2008)、AICIS Existing Chemical Hazard Assessment (2008))。 (3)ラットを用いた58日間反復(fù)吸入ばく露試験(粉塵、4時(shí)間/日、5日/週)において、0.0864 mg/L(90日換算:0.0265 mg/L、區(qū)分2の範(fàn)囲)で鼻をこする動(dòng)作、洗顔動(dòng)作、まばたきの増加がみられたとの報(bào)告がある。(産衛(wèi)學(xué)會(huì)許容濃度の暫定値の提案理由書 (2020)、MOE初期評(píng)価 (2012)、NITE初期リスク評(píng)価書 (2008)、AICIS Existing Chemical Hazard Assessment (2008))。 (4)ラット及びマウスを用いた6ヵ月間反復(fù)吸入ばく露試験(6時(shí)間/日、5日/週)において、0.015 mg/L(0.011 mg/L、區(qū)分1の範(fàn)囲)で影響がみられなかったとの報(bào)告がある(産衛(wèi)學(xué)會(huì)許容濃度の暫定値の提案理由書 (2020)、MOE初期評(píng)価 (2012)、NITE初期リスク評(píng)価書 (2008)、AICIS Existing Chemical Hazard Assessment (2008))。
誤えん有害性*
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。
* JIS Z7252の改訂により吸引性呼吸器有害性から項(xiàng)目名が変更となった。