急性毒性
経口
【分類根拠】 (1)~(4)より、3件が區(qū)分3、1件が區(qū)分4に該當(dāng)する。最も件數(shù)の多い區(qū)分を採(cǎi)用し、區(qū)分3とした。
【根拠データ】 (1)ラットのLD50:178 mg/kg(EPA Pesticide(1994)) (2)ラットのLD50:235 mg/kg(EPA Pesticide(1994)) (3)ラットのLD50:284 mg/kg(雌)(EPA Pesticide(1994)) (4)ラットのLD50:375 mg/kg(雄)(EPA Pesticide(1994))
経皮
【分類根拠】 (1)、(2)より、區(qū)分外(國(guó)連分類基準(zhǔn)の區(qū)分5または區(qū)分外に相當(dāng))とした。
【根拠データ】 (1)ウサギのLD50:> 2,000 mg/kg(雄)(EPA Pesticide(1994)) (2)ウサギのLD50:> 2,000 mg/kg(雌雄)(EPA Pesticide(1994))
吸入: ガス
【分類根拠】 GHSの定義における固體である。
吸入: 蒸気
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。
吸入: 粉じん及びミスト
【分類根拠】 (1)より、區(qū)分2とした。なお、試験濃度は飽和蒸気圧濃度1.07 ppm(0.01 mg/L)よりも大きいので粉じん基準(zhǔn)を適用した。
【根拠データ】 (1)4時(shí)間吸入ラットのLC50(4時(shí)間):0.32 mg/L(EPA Pesticide(1994))
皮膚腐食性及び皮膚刺激性
【分類根拠】 (1)、(2)より、區(qū)分2とした。
【根拠データ】 (1)ウサギに本物質(zhì)(純度98.2%)0.5 gを4時(shí)間適用した皮膚刺激性試験(OECD TG404、GLP準(zhǔn)拠)では、紅斑の平均スコア3.3、浮腫の平均スコア2.1が得られ、14日後には回復(fù)したとの報(bào)告がある(EU CLH提案文書(shū)(2018))。 (2)ウサギに本物質(zhì)0.5 gを4時(shí)間適用した皮膚刺激性試験では、紅斑及び浮腫を生じ、5日後に表皮剝離がみられたとの報(bào)告があり、これを踏まえて中程度(moderate)の皮膚刺激性と判斷されている(EPA Pesticide(1994))。
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性
【分類根拠】 (1)、(2)より、區(qū)分1とした。
【根拠データ】 (1)ウサギを用いた眼刺激性試験で、不可逆的影響と考えられる角膜の重篤な損傷が全動(dòng)物で見(jiàn)られたとの報(bào)告がある(EPA Pesticide(1994))。 (2)ウサギを用いた眼刺激性試験(OECD TG405)で腐食性を示し、混濁度は1時(shí)間以內(nèi)に最大値を示したとの報(bào)告がある(EPA Pesticide(1994)、EU CLH提案文書(shū)(2018))。
【參考データ等】 (3)EPAは本物質(zhì)を腐食性物質(zhì)であると結(jié)論付けている(EPA Pesticide(1994))。
呼吸器感作性
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。
皮膚感作性
【分類根拠】 (1)~(4)より、區(qū)分1とした。なお、區(qū)分1A((1)、(2))と區(qū)分1B((4))に分類できるデータが混在しており、細(xì)區(qū)分を行うにはデータが十分ではないと判斷し、區(qū)分1とした。
【根拠データ】 (1)モルモットを用いたBuehler類似試験では、本物質(zhì)2%調(diào)剤(アセトン中)で計(jì)3回6時(shí)間ずつ感作を行い、29日後に誘発させた試験で20匹中6匹に陽(yáng)性反応が見(jiàn)られたとの報(bào)告に基づき、本物質(zhì)は弱い感作性を有すると判斷されている(EU CLH提案文書(shū)(2018))。 (2)モルモットを用いた感作性試験における本物質(zhì)(純度不明)5%調(diào)剤(9:1 DOWANOL DPMとTween 80混合物中)で週2回、3週間感作を行い、2週間後に誘発させた試験で10匹中7匹で陽(yáng)性が見(jiàn)られたとの報(bào)告がある(EU CLH提案文書(shū)(2018))。 (3)モルモットを用いた皮膚感作性試験(2件)で弱陽(yáng)性の反応が見(jiàn)られたとの報(bào)告があるのに基づき、EPAは本物質(zhì)を皮膚感作性を有すると判斷している(EPA Pesticide(1994))。 (4)モルモットを用いたBuehler試験(OECD TG406、GLP準(zhǔn)拠)では、本物質(zhì)(純度98.2%)の25%調(diào)剤(0.5%メトセル中)で計(jì)3回6時(shí)間ずつ感作を行い、0.5%調(diào)剤(0.5%メトセル中)で誘発させたところ10匹全てで陰性であり、5%調(diào)剤(0.5%メトセル中)では10匹全てで陽(yáng)性が見(jiàn)られたが、後者の用量で參照群でも反応が見(jiàn)られたことから、反応は刺激性によるものと判斷された(EU CLH提案文書(shū)(2018))。 (5)ヒトに感作性を示す複數(shù)のデータがあるが、サンプル數(shù)が限定的であったり、被験物質(zhì)情報(bào)を含めた試験の詳細(xì)が不明なため、提案國(guó)のデンマークはヒトのデータから細(xì)分類は判斷できないとしている(EU CLH提案文書(shū)(2018))。
【參考データ等】 (6)EU CLH提案文書(shū)では2018年5月に調(diào)和分類としてSkin Sens. 1が提案されている。
生殖細(xì)胞変異原性
【分類根拠】 In vivoのデータがなく、データ不足のため分類できない。
【根拠データ】 (1)In vitroにおいて、細(xì)菌を用いた復(fù)帰突然変異試験、哺乳類細(xì)胞を用いた突然変異試験、ラット肝細(xì)胞を用いた不定期DNA合成試験でいずれも陰性、ヒトリンパ球を用いた染色體異常試験で弱陽(yáng)性であった(EPA Pesticide(1994))。
発がん性
【分類根拠】 発がん性に関して、利用可能なヒトを?qū)澫螭趣筏繄?bào)告はない。 (1)の情報(bào)もあるが、データ不足のため分類できない。
【根拠データ】 (1)ラットに2年間混餌投與した発がん性試験において、投與量に応じた腫瘍増加は認(rèn)められなかった(EU CLH提案文書(shū)(2018))。 (2)國(guó)內(nèi)外の分類機(jī)関による既存分類はない。
生殖毒性
【分類根拠】 (1)より、ラットの2世代繁殖毒性試験では繁殖能への影響は検出されていない。一方、(2)より、ガイダンスに従い軽微な発生影響とみなして分類根拠としないことから、発生影響に関する情報(bào)がなく、データ不足のため分類できない。
【根拠データ】 (1)ラットを用いた経口経路(混餌)による2世代繁殖毒性試験では高用量(40mg/kg/day)の投與により、親動(dòng)物の呼吸困難、死亡などの重篤な毒性が生じたものの、低用量においても親動(dòng)物及び児動(dòng)物の生殖能に対する悪影響は見(jiàn)られなかったとの報(bào)告がある(CLH提案文書(shū)(2018))。 (2)妊娠ウサギの器官形成期(妊娠7~19日)に強(qiáng)制経口投與した発生毒性試験において、母動(dòng)物には最高用量の60 mg/kg/dayで死亡、體重増加抑制及び摂餌量減少がみられたが、中用量の30 mg/kg/dayでは異常はみられなかった。胎児には30 mg/kg/day以上で骨化遅延(複數(shù)の骨)がみられたとの報(bào)告がある(EPA Pesticide(1994))。
特定標(biāo)的臓器毒性 (単回ばく露)
【分類根拠】 (1)より、區(qū)分3(気道刺激性)とした。
【根拠データ】 (1)本物質(zhì)製剤をこぼした、又は誤使用したヒトで、眼?喉?気道の刺激癥狀、鼻水及び頭痛を生じたとの事故例の記載がある(EPA Pesticide(1994))。
特定標(biāo)的臓器毒性 (反復(fù)ばく露)
【分類根拠】 (1)、(2)より、區(qū)分1(呼吸器)とした。なお、新たな知見(jiàn)に基づき分類結(jié)果を変更した。舊分類から新たにEUでGHS分類が行われ、特定標(biāo)的臓器毒性(反復(fù)ばく露)に區(qū)分が付與されたため、分類を見(jiàn)直した(2022年度)。
【根拠データ】 (1)ラットを用いた2週間反復(fù)吸入ばく露試験(GLP、粉じん、6時(shí)間/日、5日/週)において、0.00051 mg/L(ガイダンス換算(90日、6時(shí)間):0.000364mg/L 、區(qū)分1の範(fàn)囲)で喉頭の組織変化が、0.0054 mg/L(ガイダンス換算(90日、6時(shí)間):0.00386 mg/L 、區(qū)分1の範(fàn)囲)で肺重量増加、肺?鼻腔の組織変化が、0.031 mg/L(ガイダンス換算(90日、6時(shí)間):0.0221 mg/L、區(qū)分1の範(fàn)囲)で喘鳴又は努力呼吸、喉頭(軟骨の多巣性壊死)?鼻腔(呼吸上皮及び/又は移行上皮の過(guò)形成?扁平上皮化生?嗅上皮の変性?嗅神経の変性)の組織変化がみられたとの報(bào)告がある(ECHA RAC Opinion (2019))。 (2)ラットを用いた強(qiáng)制経口による90日間反復(fù)経口投與試験において、30 mg/kg/day(區(qū)分2の範(fàn)囲)で體重増加抑制、呼吸困難がみられたとの報(bào)告がある(ECHA RAC Opinion (2019))。
【參考データ等】 (3)EU CLPでは、區(qū)分1(呼吸器)として分類されている。
誤えん有害性*
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。
* JIS Z7252の改訂により吸引性呼吸器有害性から項(xiàng)目名が変更となった。