急性毒性
経口
【分類根拠】 (1)~(4) より、區(qū)分に該當(dāng)しない。
【根拠データ】 (1) ラットのLD50:4,000 mg/kg (EPA Pesticide (1994)) (2) 雄ラットのLD50:5,800 mg/kg (食品安全委員會(huì) 農(nóng)薬評(píng)価書(shū) (2015)) (3) 雌ラットのLD50:6,000 mg/kg (食品安全委員會(huì) 農(nóng)薬評(píng)価書(shū) (2015)) (4) ラットのLD50:5,000~8,000 mg/kg (JMPR (1965))
経皮
【分類根拠】 (1)~(3) より、區(qū)分に該當(dāng)しない。
【根拠データ】 (1) ウサギのLD50: > 2,000 mg/kg (HSDB (Acces on May 2019)) (2) ラットのLD50: > 4,000 mg/kg (食品安全委員會(huì) 農(nóng)薬評(píng)価書(shū) (2015)) (3) ウサギのLD50: > 5,000 mg/kg (EPA Pesticide (1994))
吸入: ガス
【分類根拠】 GHSの定義における固體であり、ガイダンスにおける分類対象外に相當(dāng)し、區(qū)分に該當(dāng)しない。
吸入: 蒸気
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。
吸入: 粉じん及びミスト
【分類根拠】 (1)、(2) より、區(qū)分4とした。
【根拠データ】 (1) 雄ラットのLC50 (4時(shí)間、ミスト) : 1.98 mg/L (食品安全委員會(huì) 農(nóng)薬評(píng)価書(shū) (2015)、農(nóng)薬抄録 (2014)) (2) 雌ラットのLC50 (4時(shí)間、ミスト) : 2.17 mg/L (食品安全委員會(huì) 農(nóng)薬評(píng)価書(shū) (2015)、農(nóng)薬抄録 (2014))
皮膚腐食性及び皮膚刺激性
【分類根拠】 (1)~(3) より、區(qū)分に該當(dāng)しないとした。
【根拠データ】 (1) 本物質(zhì)は皮膚及び眼を刺激しない (JMPR (2005))。 (2) 本物質(zhì)は軽度の皮膚及び眼刺激性を示す(EPA Pesticide (1994))。 (3) 農(nóng)薬原體の皮膚刺激性試験で刺激性なしと報(bào)告されている (食品安全委員會(huì) 農(nóng)薬評(píng)価書(shū) (2015))。
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性
【分類根拠】 (1)~(3) より、區(qū)分2Bとした。
【根拠データ】 (1) 本物質(zhì)は皮膚及び眼を刺激しない (JMPR (2005))。 (2) 本物質(zhì)は軽度の皮膚及び眼刺激性を示す(EPA Pesticide (1994))。 (3) 農(nóng)薬原體の眼刺激性試験で軽度の刺激性と報(bào)告されている (食品安全委員會(huì) 農(nóng)薬評(píng)価書(shū) (2015))。
呼吸器感作性
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。
皮膚感作性
【分類根拠】 (1)~(4) より、陽(yáng)性の結(jié)果と陰性の結(jié)果が混在しており、分類できないとした。
【參考データ等】 (1) モルモットを用いた皮膚感作性試験 (split adjuvant法) で陽(yáng)性を示し、陽(yáng)性率は30%と報(bào)告されている (JMPR (2005))。 (2) モルモットを用いた皮膚感作性試験 (ビューラー法、マキシマイゼーション法) で陰性と報(bào)告されている (JMPR (2005))。 (3) 本物質(zhì)はモルモットを用いた皮膚感作性試験で陰性と報(bào)告されている (EPA Pesticide (1994))。 (4) 農(nóng)薬原體のモルモットを用いた皮膚感作性試験 (マキシマイゼーション法) で軽度の感作性と報(bào)告されている (食品安全委員會(huì) 農(nóng)薬評(píng)価書(shū) (2015))。
生殖細(xì)胞変異原性
【分類根拠】 (1)、(2) よりin vivo、in vitroを含む標(biāo)準(zhǔn)的組合せ試験でいずれも陰性であったことから、ガイダンスにおける分類できないに相當(dāng)し、區(qū)分に該當(dāng)しない。
【根拠データ】 (1) in vivoでは、マウス骨髄小核試験で陰性である (食品安全委員會(huì) 農(nóng)薬評(píng)価書(shū) (2015))。 (2) in vitroでは、細(xì)菌の復(fù)帰突然変異試験、マウスリンフォーマTK試験、哺乳類培養(yǎng)細(xì)胞の染色體異常試験及び不定期DNA合成試験で陰性である (EPA Pesticide (1994)、IARC 12 (1976)、EHC 64 (1986)、食品安全委員會(huì) 農(nóng)薬評(píng)価書(shū) (2015))。
発がん性
【分類根拠】 (1) より、既存分類のうち最も新しい分類はEU CLP分類で區(qū)分2相當(dāng)に分類されている。(2)、(3) より、ラットで発がん性が認(rèn)められている。したがって、區(qū)分2とした。
【根拠データ】 (1) 國(guó)內(nèi)外の分類機(jī)関による既存分類では、IARCが3 (IARC Suppl.7 (1987))、EPA OPP RED (Office of Pesticide Programs, Registration Eligibility Decision (1994)) は、グループE (evidence of non-carcinogenicity for humans)、EU CLPはCarc.2 (EU CLP分類 (Access on May 2019)) に分類している。 (2) ラットに本物質(zhì) (30、100、500、1,000 mg/kg/day) を2年間混餌投與した発がん性試験において、1,000 mg/kg群の雄で精巣間細(xì)胞腫の発生頻度が増加した。本試験に使用したSDラットは同腫瘍の好発系統(tǒng)ではないことから、1,000 mg/kg群における増加は投與による影響であると判斷された (食品安全委員會(huì) 農(nóng)薬評(píng)価書(shū) (2015))。 (3) マウスに本物質(zhì)を18ヵ月間混餌投與した発がん性試験において、本物質(zhì)の投與により発生頻度の増加した腫瘍性病変は認(rèn)められなかった (食品安全委員會(huì) 農(nóng)薬評(píng)価書(shū) (2015))。
【參考データ等】 (4) 雄ラットの精巣間細(xì)胞腫瘍の発生増加に関して、食品安全委員會(huì)は既存知見(jiàn) (遺伝毒性?発がん性) に基づけば本物質(zhì)が閾値のある発がん物質(zhì)であることを否定できないとした (食品安全委員會(huì) 農(nóng)薬評(píng)価書(shū) (2015))。一方、EFSAはラットの発がん性試験でみられた精巣間細(xì)胞腫瘍の発生増加を根拠にEUはCarc. 2に調(diào)和分類したが、精巣腫瘍誘発の機(jī)序は內(nèi)分泌かく亂作用 (ドーパミン作動(dòng)性を介した機(jī)序) による可能性を示唆した (EFSA (2017))。
生殖毒性
【分類根拠】 (1) より、生殖能に対する影響はみられていない。しかし、(2)、(3) より母動(dòng)物毒性がみられる用量においてのみ同腹児數(shù)の減少や胚及び胎児死亡率増加が報(bào)告されていることから、區(qū)分2とした。
【根拠データ】 (1) ラットを用いた混餌投與による2件の2世代生殖毒性試験において、生殖能に対する影響はみられていない (食品安全委員會(huì) 農(nóng)薬評(píng)価書(shū) (2015))。 (2) 雌ラットの妊娠6~15日に強(qiáng)制経口投與した発生毒性試験において、母動(dòng)物に體重増加抑制 (妊娠17日) 及び摂餌量減少がみられ、胎児では同腹児數(shù)減少、低體重及び骨化遅延が認(rèn)められた (食品安全委員會(huì) 農(nóng)薬評(píng)価書(shū) (2015))。 (3) 雌ウサギの妊娠6~18日に強(qiáng)制経口投與した発生毒性試験において、母動(dòng)物に摂餌量減少及び糞量減少、胎児で胚及び胎児死亡率増加が認(rèn)められた (食品安全委員會(huì) 農(nóng)薬評(píng)価書(shū) (2015))。
特定標(biāo)的臓器毒性 (単回ばく露)
【分類根拠】 本物質(zhì)のヒトでの単回ばく露に関する報(bào)告はない。実験動(dòng)物では、(1) で區(qū)分1相當(dāng)の用量で血液系、區(qū)分2相當(dāng)の用量で中樞神経系への影響が、(2) で區(qū)分1相當(dāng)の用量で呼吸器への影響がみられている。したがって、區(qū)分1 (血液系、呼吸器)、區(qū)分2 (中樞神経系) とした。
【根拠データ】 (1) イヌの単回経口投與試験において、125 mg/kg (區(qū)分1相當(dāng)) 以上で活動(dòng)低下、嘔吐、血中メトヘモグロビン濃度の軽微な増加等、625 mg/kg (區(qū)分2相當(dāng)) で後肢歩行困難、振戦等がみられたが、死亡例はなかった (JMPR (2005)、食品安全委員會(huì) 農(nóng)薬評(píng)価書(shū) (2015))。 (2) ラットの4時(shí)間単回吸入ばく露試験において、本物質(zhì)のエアロゾル 0.905 mg/L (區(qū)分1相當(dāng)) 以上のばく露で、鼻出血等 (雄)、呼吸音の異常 (雌)、體溫低下及び呼吸數(shù)減少 (雌雄) が認(rèn)められ、1.68 mg/L 以上で死亡例がみられた。(食品安全委員會(huì) 農(nóng)薬評(píng)価書(shū) (2015)、農(nóng)薬抄録 (2014))。
【參考データ等】 (3) ラットの単回経口投與試験では、最小用量である4,350 mg/kg (區(qū)分2超) から鎮(zhèn)靜化、眼瞼下垂、歩行失調(diào)等の癥狀がみられたが、それ以下の用量での影響は不明である (食品安全委員會(huì) 農(nóng)薬評(píng)価書(shū) (2015)、農(nóng)薬抄録 (2014))。
特定標(biāo)的臓器毒性 (反復(fù)ばく露)
【分類根拠】 (1)、(2) より、実験動(dòng)物への経口投與で區(qū)分2の範(fàn)囲で血液系、甲狀腺への影響がみられていることから、區(qū)分2 (血液系、甲狀腺) とした。
【根拠データ】 (1) ラットに120~3,000 ppmを90日間混餌投與した結(jié)果、600 ppm (雄: 47 mg/kg/day、雌: 54 mg/kg、區(qū)分2の範(fàn)囲) 以上で赤血球數(shù)減少及びメトヘモグロビンの増加がみられた (食品安全委員會(huì) 農(nóng)薬評(píng)価書(shū) (2015)、EFSA (2017)、JMPR (2000))。 (2) イヌに5~500 mg/kg/dayを1年間混餌投與した結(jié)果、50 mg/kg/day (區(qū)分2の範(fàn)囲) 以上で甲狀腺への影響 (重量増加、形態(tài)學(xué)的機(jī)能亢進(jìn)像) がみられ、350 mg/kg/day (區(qū)分2超) 以上では赤血球數(shù)、ヘモグロビン、ヘマトクリット値が減少した (食品安全委員會(huì) 農(nóng)薬評(píng)価書(shū) (2015)、EFSA (2017)、EPA Pesticide (1994))。
誤えん有害性*
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。
* JIS Z7252の改訂により吸引性呼吸器有害性から項(xiàng)目名が変更となった。