急性毒性
経口
ラットのLD50値として、600 mg/kg (SIDS (2011))、655 mg/kg (PATTY (6th, 2012))、1,120 mg/kg (PATTY (6th, 2012)、SIDS (2011)、ACGIH (7th, 2001)) との報(bào)告に基づき、區(qū)分4とした。
経皮
ウサギのLD50値として、5,181 mg/kg (PATTY (6th, 2012)、SIDS (2011))、5,150 mg/kg (SIDS (2011)) との報(bào)告に基づき、區(qū)分外とした。
吸入:ガス
GHSの定義における液體である。
吸入:蒸気
ラットのLC50値 (4時(shí)間) として、1,100 ppm (PATTY (6th, 2012)、SIDS (2011)) 及び、2,241 ppm (SIDS (2011)) との報(bào)告に基づき、區(qū)分3とした。なお、LC50値が飽和蒸気圧濃度 (11,846 ppm) の90%より低いため、ミストを含まないものとしてppmを単位とする基準(zhǔn)値を適用した。
吸入:粉じん及びミスト
データ不足のため分類できない。
皮膚腐食性及び皮膚刺激性
マウスに本物質(zhì)0.5 mLを適用した結(jié)果、著しい刺激性がみられた (PATTY (6th, 2012)) との報(bào)告や、ウサギに本物質(zhì)430 mgを適用した試験において軽度の刺激性がみられたとの結(jié)果がある (PATTY (6th, 2012))。また、本物質(zhì)の液體は刺激性を持つとの記載がある (HSDB (Access on September 2014)) 。以上、「著しい刺激性」の結(jié)果から區(qū)分2とした。
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性
ウサギに本物質(zhì)0.5 mLを適用した結(jié)果、重度の刺激性を示したとの報(bào)告がある (PATTY (6th, 2012)) 。また、本物質(zhì)25 ppm にばく露されたヒトの眼に刺激性がみられたとの報(bào)告がある (PATTY (6th, 2012)、ACGIH (7th, 2001)) 。以上、ラットにおける「重度の刺激性」から區(qū)分2Aとした。
呼吸器感作性
データ不足のため分類できない。
皮膚感作性
データ不足のため分類できない。
生殖細(xì)胞変異原性
In vivoでは、マウス骨髄細(xì)胞の小核試験で陰性 (SIDS (2011)、PATTY (6th, 2012)、HSDB (Access on September 2014))、in vitroでは、細(xì)菌の復(fù)帰突然変異試験で陰性である (SIDS (2011)、PATTY (6th, 2012)、HSDB (Access on September 2014))。以上より、「分類できない」とした。
発がん性
データ不足のため分類できない。
生殖毒性
ラットを用いた吸入経路での反復(fù)投與毒性?生殖発生毒性併合試験 (OECD TG 422) において、親動(dòng)物毒性 (自発運(yùn)動(dòng)減少、半眼、紅涙、鼻汁、摂餌量減少、體重減少) がみられる用量で、生殖能 に影響 (出産母動(dòng)物數(shù)の減少) がみられたが 、胚?胎児毒性はみられなかった (PATTY (6th, 2012)、SIDS (2011))。 したがって、區(qū)分2とした。
特定標(biāo)的臓器毒性(単回ばく露)
本物質(zhì)は、気道刺激性がある (ACGIH (7th, 2001)、PATTY (6th, 2012))。ヒトでは頭痛、めまい、呼吸困難の報(bào)告があり、実験動(dòng)物では、麻酔作用、協(xié)調(diào)運(yùn)動(dòng)失調(diào)、反射消失がみられている (ACGIH (7th, 2001)、PATTY (6th, 2012))。以上より、區(qū)分3 (気道刺激性、麻酔作用) とした。
特定標(biāo)的臓器毒性(反復(fù)ばく露)
ヒトでの反復(fù)ばく露の知見はない。実験動(dòng)物では、ラットに本物質(zhì)蒸気を交配前14日間を含み雄は49日間、雌は哺育4日までの36-49日間、反復(fù)吸入ばく露した反復(fù)投與毒性?生殖発生毒性併合試験 (OECD TG 422; GLP準(zhǔn)拠) において、ばく露濃度依存的に鼻腔の呼吸上皮及び嗅上皮に組織変化がみられたと記載され (SIDS (2011))、組織変化としては呼吸器への刺激性影響、炎癥性変化として、鼻腔からの滲出分泌物、気道の呼吸上皮及び嗅上皮における刺激性変化、慢性炎癥、又は上皮の限局性化生がみられたとの記述がある (PATTY (6th, 2012))。最小影響濃度は31 ppm (124 mg/m3、ガイダンス値換算: 0.068 mg/L/6時(shí)間 (區(qū)分1)) で、この濃度では嗅上皮部における滲出液が唯一の所見であったと報(bào)告されている (SIDS (2011))。本試験では全身影響として體重増加抑制がみられたが、呼吸器以外に標(biāo)的臓器を示唆する所見は認(rèn)められなかった (SIDS (2011)、PATTY (6th, 2012))。この他、分類に利用可能な信頼性のあるデータはない。 よって、ラット吸入ばく露試験結(jié)果より、區(qū)分1 (呼吸器) に分類した。なお、舊分類はACGIH (7th, 2001) より、分類根拠としてヒトの知見を記述しているが、急性ばく露影響の記述であり、本分類には利用できないとした。
吸引性呼吸器有害性
データ不足のため分類できない。